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ソフトボール 女子1部 2000年 投手成績 奪三振ランキング 説明 チーム名は当時のままです。 ランキング表 順位 チーム名 背番号 氏名 打数 奪三振 奪三振/打数 与四球 与四球/打数 与死球 与死球/打数 1 豊田自動織機 16 ミッシェル・スミス 203 120 59.11% 7 5.83% 1 0.83% 2 シオノギ製薬 17 山崎あゆみ 450 110 24.44% 26 23.64% 10 9.09% 3 戸田中央総合病院 18 坂井 寛子 324 82 25.31% 13 15.85% 0 0.00% 4 トヨタ自動車 21 甲元 愛子 311 65 20.90% 18 27.69% 0 0.00% 5 太陽誘電 23 朴 治美 348 64 18.39% 31 48.44% 7 10.94% 6 日立ソフトウエア 11 石川多映子 328 61 18.60% 12 19.67% 2 3.28% 7 豊田自動織機 19 高山 樹里 270 49 18.15% 12 24.49% 4 8.16% 8 日立ソフトウエア 14 入山 真澄 186 46 24.73% 8 17.39% 2 4.35% 9 日立高崎 17 伊藤久美子 196 45 22.96% 4 8.89% 4 8.89% 9 大徳 18 遠藤 有子 340 45 13.24% 8 17.78% 6 13.33% 11 ミキハウス 20 柳生 理絵 328 43 13.11% 16 37.21% 2 4.65% 11 日立高崎 12 藤井由宮子 192 43 22.40% 6 13.95% 6 13.95% 13 YKK四国 16 木村 早苗 303 42 13.86% 22 52.38% 3 7.14% 14 デンソー 16 高垣 麻矢 245 41 16.73% 19 46.34% 4 9.76% 15 大徳 21 秦 学静 205 36 17.56% 13 36.11% 6 16.67% 16 戸田中央総合病院 15 清水 麻琴 227 35 15.42% 10 28.57% 4 11.43% 17 日立工機 16 鈴木 純子 267 29 10.86% 23 79.31% 5 17.24% 18 太陽誘電 16 庄子 麻希 188 28 14.89% 11 39.29% 5 17.86% トップページ ねーむ コメント すべてのコメントを見る
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ソフトボール 女子1部 2000年 投手成績 被本塁打数/打数ランキング 説明 チーム名は当時のままです。 被本塁打数を打数で割ったランキングです。 ランキング表 順位 チーム名 背番号 氏名 打数 被本塁打/打数 被本塁打 被安打 被安打/打数 被犠打 被犠打/打数 1 日立工機 16 鈴木 純子 267 1.12% 3 73 27.34% 20 7.49% 2 YKK四国 16 木村 早苗 303 0.66% 2 69 22.77% 25 8.25% 3 大徳 18 遠藤 有子 340 0.59% 2 72 21.18% 18 5.29% 4 ミキハウス 20 柳生 理絵 328 0.30% 1 68 20.73% 15 4.57% 5 太陽誘電 23 朴 治美 348 0.29% 1 68 19.54% 19 5.46% 6 デンソー 16 高垣 麻矢 245 0.00% 0 48 19.59% 23 9.39% 6 戸田中央総合病院 18 坂井 寛子 324 0.00% 0 51 15.74% 11 3.40% 6 日立ソフトウエア 11 石川多映子 328 0.00% 0 47 14.33% 11 3.35% 6 大徳 21 秦 学静 205 0.00% 0 30 14.63% 10 4.88% 6 トヨタ自動車 21 甲元 愛子 311 0.00% 0 57 18.33% 22 7.07% 6 日立ソフトウエア 14 入山 真澄 186 0.00% 0 34 18.28% 6 3.23% 6 シオノギ製薬 17 山崎あゆみ 450 0.00% 0 86 19.11% 36 8.00% 6 太陽誘電 16 庄子 麻希 188 0.00% 0 30 15.96% 11 5.85% 6 日立高崎 17 伊藤久美子 196 0.00% 0 32 16.33% 7 3.57% 6 戸田中央総合病院 15 清水 麻琴 227 0.00% 0 44 19.38% 13 5.73% 6 日立高崎 12 藤井由宮子 192 0.00% 0 19 9.90% 8 4.17% 6 豊田自動織機 19 高山 樹里 270 0.00% 0 31 11.48% 14 5.19% 6 豊田自動織機 16 ミッシェル・スミス 203 0.00% 0 15 7.39% 3 1.48% トップページ ねーむ コメント すべてのコメントを見る
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作品No. 5 タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」 感想者名 没落貴族 感想本文 "素晴らしかったです。音楽用語をテーマにしたエピソードを連ねていく形式がたいへん綺麗で面白いなと感じました。エピソードを重ねていくにつれ、出会いから恋心が芽生え膨らんでいく様子が丁寧に描かれており、すごく読み心地のいい作品でした。松山さんは私はあまり詳しくありませんでしたが、それでもとても魅力的に思えました。ほんのわずかくだけた感じの語り口調がかなりツボです。全体を通して、悪いと思えるところは見つかりません。完璧だと思います。特に、ラストのセリフとエンドマークには「してやられた」と思いました。ユーモラスかつ美しい、最高の終わり方です。" 作品No. 5 タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」 感想者名 有機 感想本文 " 王道の松山久美子ss冒頭、最初のひと段落。そこで感想を書くことを決めた。 規則正しく並ぶのはツヤのある白と黒の鍵盤。鍵を押し込むと、対応するハンマーが弦を叩いて音を奏でる。打楽器でもあり、弦楽器でもある。打弦楽器という珍しい分類に組み込まれるピアノ。僕の頭の中でピアノの姿が(それもとても手入れの行き届いた綺麗なもの)くっきりと浮かんできた。表現やピアノの描写の丁寧さから、作者のこの作品に対する熱が伝わってきて、期待を覚えながらの読み始めとなった。話は久美子目線で進んでいく。登場人物は久美子以外にも出てくるが、冒頭から過去へと遡っていく形の物語だからか、久美子の独白のような文章だと感じた。好みの文体ではないが、一文一文は短く、難しい言葉もあまり使われていない。作者の読者への配慮が伝わってくる。おかげさまで最後までたどり着くことが出来た。話を読み終え、なるほど良くできた話だと思うと同時に、僕の中に疑問が生じた。この作品の登場人物は松山久美子である必要性があったのだろうか。ピアノを用いた恋愛話が書きたくて、それに松山久美子を当てはめただけなのではないか。と僕は思ってしまったのである。松山久美子はお世辞にも人気のあるアイドルだとは言えない。僕は特技がピアノであることしか知らなかったし、大抵の人もそうなのではないかと思っている。最初の時点で感想を書くことを決めていた僕は、松山久美子のことをもっと詳しく知る必要があると感じ、劇場やプロフィールで松山久美子のことを少し調べた。そして感嘆した。この作品は間違いなく松山久美子SSだったのである。詳しくは言わないのでぜひ読んで、その後松山久美子について調べてほしい。僕はDa Capo(ダ・カーポ)【文頭に戻って】して、もう一度丁寧にこの作品を読み直した。本当によくできた作品だと思う。物語の基本は登場人物の変化や成長である。この物語は「ピアノ」や「綺麗」といった久美子の代名詞をキーワードとして、久美子の変化が描かれる。アイドルになる前と後、作者の久美子に対する解釈も面白い。話はよくある王道のSSと同じようなものかもしれない。しかしこの作品の主人公は鷺沢文香でも渋谷凛でもなくて、松山久美子なのである。これは間違いなく、貴重な松山久美子のSSである。ぜひ一読してほしい。以下、辛口。他の方の感想を見ているわけではないのでとても個人的なことなのだが、上にも述べたように、久美子の独白のような文章だと感じたので、少し読みづらく感じた。3点リーダーの多用が少し気になる。" 作品No. 5 タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」 感想者名 UCM 感想本文 "松山さんのキャラを活かした音楽用語での章立てはテクニシャンの技(いずれ何かでパクろう)各章の役割もハッキリしていてスムーズに松山さんの感情を読み込めました細かな章立てや一文の長さ、改行の度合いも調整が利いていて、地の文の割合が多いのに読みやすい掲示板形式でのSS書き巧者だと感じました" 作品No. 5 タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」 感想者名 新居ゆあ 感想本文 "タイトルを見て、何の必殺技かと想いました。飛び道具的な。足りない知識をゲーム脳で埋めようとするとアレですね。用語に合わせるように、物語が進んだり、あるいは戻ったりで少しずつ語られていく形式が面白い作品でした。個人的にはメゾピアノの場面が特に強く印象に残っています。 「……その姿は美しくないですね、松山さん」 プロ意識がゆえの言動だったんだ、なんて良いようには到底言えない。 自分を過信する新米の単なるわがまま。きっぱりと言い切れるのもそうですが、それを素直にきちんと受け止められるコト。下手なプライドが邪魔してしまいがちなところだというのに、すぐに納得して引いて、そして次にと活かす。 失敗のたびに何かを学んで。 それを次に活かして成長していくことができた。 そんな風にできたのは、つまずくたびに支えてくれた人がいるから。 失敗に気づかせてくれて、失敗を許してくれる、貴方がいたおかげ。 素直にそう思えるよ。 照れてしまうから、面と向かっては言えないけれど。後腐れないどころか感謝の気持ちすら持ち得る。なんだこの聖人、というのもアレですが、そうした強みを持っているのは素晴らしいことだと想います。実を言うと松山さんをあまり知らなかった自分ですので、このお話で興味が湧いてきました。" 作品No. 5 タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」 感想者名 nino 感想本文 "デレステのコミュをベースに始まり、劇場101話や299話などこれまでの久美子さんの活躍を知っているとより情景が思い浮かべやすい内容になっていると思います。自分もピアノ経験者でやはり他者との腕前の差を認識できる時期にやめてしまっているため、作中の彼女の感情には共感を覚えました。強気な彼女が現実を知り、心細い時に支えてくれる存在の力でだんだんと真に強くなっていく描写が丁寧で好感を持てる内容だと思います。字数制限にやや悩まれた様子が見受けられるので、597話のような彼女の乙女心が強く現れるパートもこの文体で見たいですね。章分けの音楽記号関連でいくらか気になったのですがその中から1点だけ。最初がフォルテから始まっておりその後にクレッシェンドが入ったのでさらに強い激情的な展開かと思えば時に急落するでなく落ち着いていったので、デクレッシェンドが正しいのでは?" 作品No. 5 タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」 感想者名 狼二世 感想本文 "文章がキレイ。惚れ惚れする。音のようにきれいに流れ、展開される景色。美しい、と言う言葉がしっくりくる。個人的にはこれくらい強かさを感じる人が担当の方が安心できる。" 作品No. 5 タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」 感想者名 ジサツ 感想本文 "まず真っ先に思ったのは「くっそぅ、おしゃれだなぁ」でした。楽章の指示記号に沿って物語を展開させていく技法にいい意味でクラクラきました。裏打ちされていない自信を強がりという形で出していた松山さんの、その裏の顔が健気で胸にきました。誰よりも美しくありたい(優位でありたい)、自分はそうである。だから失敗は許されない。そう思い込んでの迷走は誰にでもある経験かと思います。この辺りは自分に重ねても読んでしまっていました。結局は途中から自信はないことを認めていく松山さんだけど、先述の負けたくないという思いが認めるまでに成長させたのかな、と思いました。そして最後には、実力も相応に培われてきた彼女の隣には、いつもプロデューサーが居たということに気付くのですよね。貴方無しでは私は変われなかった。きっとこれからも、貴方無しではこんな輝いた時間を過ごすことはできない。だからこその四手連弾。大変いいものを読ませていただきました。ありがとうございました。" 作品No. 5 タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」 感想者名 ポンカワP 感想本文 "ピアノの演奏を聴くように流れて読めるSS。物凄くきれいなSSだなぁと感じました。区切りかたも音楽記号にそっているのがまた良いです。そしてプロデューサーとの距離がだんだん近づいていく描写もまた良いですね。松山さんを知るきっかけとなった、いいSSでした。" 作品No. 5 タイトル 【モバマス】P「四手連弾・転調」 感想者名 Freege(患部) 感想本文 "私は音楽はほとんどやったことないのですが、連弾は本来一人用のピアノを二人で並んで弾くので、息があってないと手と手がぶつかって演奏を続けるのもままならないんだそうです。(ピアノ曲って速さが演奏者の解釈に依存するスコア多いですし……)たぶん、久美子さんとPの関係は、久美子さんがプリモで、Pがセコンド。久美子さんが高音部の主旋律やって、それをPが低音部とペダル受け持って下支えして。それが、このあたりから、>いつだって私のことを優先して、自分を押し殺してくれる貴方。それは嬉しくもあり、同時に少しもどかしくもあったんだ。 目立つのは当然久美子さんのほうなんだけど、でもPがいないと曲がスッカスカになっちゃう。曲が進むに連れて、だんだん二人が互いに息を合わせるようになってきて、音と音が重なって響く。連弾はピアノ二重奏と違って、弦と弦がすぐそばでビンビンして、ただの合奏よりもいっそう一つの音を生んでる感があります。とにかく連弾というのが、久美子さんとPの距離が縮まっていくイメージがすごく素敵に思い描けて、いいタイトルだなぁと思いました(あと個人的には、Pが久美子さんにエナドリ差し入れする時コッソリやったのとか、久美子さんがハンカチの濡れ具合でPの我慢を察するところとか、Pが久美子さんにライブでのピアノ演奏を持ちかけ久美子さんがそれに喜んで応えるところとか、そういう各人の行動(とその名残)で各人の心境を語っているのがうれしいです。行動から伝わる心境は、押し付けがましくないのに説得力を感じます。"
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続・スレ違いなら…第二章(前) 月曜はいつもより早く来てほしいと久美子から連絡があった。 麻美が少し早めにいくと、すでに久美子が待っていた。 久美子の話によると、クマのぬいぐるみは今日で終わり。 金曜から別の映画の着ぐるみに入ってもらうことになったという。 今回は麻美1人だけでなく、女性がもう1人、2人でやってもらうことになったというのだ。 その女性のスケジュールの空いている日が金曜までで、今日しか顔合わせできないので早く来てもらったと。 部屋に入ると、金曜にクマのぬいぐるみに入るときに手伝ってもらった優香。 そしてその横に小さな河童? 麻美があいさつをして、1人と1匹に寄っていくと、河童のような生物がマスク部分を取り、中からかわいい女性が現れた。 彼女の名前は亜美。 すごく小柄ではあるが、麻美の2つ年下ということだった。 あいさつもそこそこに久美子が金曜の説明に入る。 金曜から着てもらうのは河童の着ぐるみです。 ただ、今 亜美さんが着ているのとは顔や身体が違います。 着ぐるみのベースはウエットスーツを使用している点では今着ているものと同じです。 あと、入り時間ですが1時間以上前にお願いします。 映画同様にして欲しいと配給会社から依頼されてますので、背中のファスナーはわからないように優香に加工してもらいます。 それを聞いた亜美はなんだか落ち着かない素振りを見せる。 麻美はよくわからず首を傾げている。 説明が済んだところで、亜美の時間もなくなり、着ぐるみを脱いだ。 亜美、麻美お互いにあいさつをして、亜美と優香は部屋を出て行った。 次は河童かぁと思いを巡らせている麻美に『さぁ、仕事、仕事』と久美子が声をかける。 ゴムのスーツと拘束スーツが用意されたが、拘束スーツが変わっている。 合皮とは違う光沢がある。 拘束スーツはエナメル素材に変わっていた。 エナメルの拘束スーツはクマのぬいぐるみに入るときに滑りを良くするため。 それだけではない、クマのぬいぐるみも可動部分の腕や足の付け根の綿を少なくして動きやすくされていることに麻美は後で気づく。 土曜、麻美に近いスタイルの久美子は休みを返上して自分が拘束スーツを着て何度も試したのだ。 もちろん、1人ではできないので優香に付き合ってもらった。 エナメルの拘束スーツは今朝、納品されたばかり。 ゴムのスーツに着替えた麻美にエナメルの拘束スーツを着せていく。 エナメルは合皮よりも伸縮性が少ないので拘束感が増す。 ぴっちりし過ぎて、足の爪先までくっきりと浮き出ている。 膝を曲げることで張った太ももが黒いエナメルに覆われ、艶かしいく光っている。 腕を曲げ拘束スーツにおさまっていく麻美。 エナメルでギチギチに拘束されることに興奮しているのか、ゴムとエナメルに覆われても乳首の勃起を隠せないほどになっていた。 次は頭、金曜のように失敗しないように呼吸と視界を確認してから背中のファスナーを閉める。 伸縮性がないので、ファスナーを閉めると麻美の身体もそれに合わせて少し反った。 そして、薄っすらと形の見えていた乳首がくっきりと浮きでた。 それを見た久美子は時間がそれほどないにもかかわらず、乳首を攻める。 拘束スーツで動きを制限された麻美は逃げることはできない。 気持ちよさから身体をよじるような動きをするたびに、エナメルのギシギシと軋む音が部屋に響いた。 本番前、まだまだ攻めたい気持ちを抑え、楽しみは後に取っておこうと久美子は気持ちを切り換える。 途中でやめられて、悶々としたまま麻美は着ぐるみの中へ。 四つん這いにしたクマのぬいぐるみのお尻の方から麻美を押し上げていく久美子。 拘束スーツをエナメルに変えたおかげでスルスルと麻美はクマの中へ入っていった。 頭を押し込むのを手伝って、クマの背中のファスナーを閉めて完成。 久美子が台車を準備していると、クマのぬいぐるみはよちよち歩きではあるが自分で歩いていた。 クマを動き易くしたのもあったが、麻美も休みの日、膝で歩く練習をしていた。 台車に自分で乗ったクマを久美子はスタジオへ運ぶ。 月曜は映画紹介のコーナーがない。 かといって、エイリアンの時のように配給会社がスポンサーとしてついてくれているわけでもない。 大きなクマのぬいぐるみはテレビ局として視聴率を狙ったもの。 裏には配給会社とテレビ局のお偉いさん同士の同意のもとであるが。 クマのぬいぐるみが今日は自力でスタジオの中央へ歩みを進め、簡単な映画の紹介があり、呆気なく終わってしまったと麻美は思っていた。 久美子もただ、麻美に着ぐるみを着せて連れてくるよう言われていただけだった。 しかし、男性アナウンサーはクマのぬいぐるみの横へやって来ると、クマの頭を撫でながら、『それでは今夜7時からの番組紹介を身体を張ってやってもらいましょう。』と。 その番組とは四半期毎にやっているクイズ番組。 麻美もその番組は知っていた。 クイズに挑戦する解答者はセットの箱の上に乗りクイズに答えていく。 始めは一番低い箱からクイズは二択、三択、四択、五択と増えていく。 それに合わせて賞金もアップ。 もちろん、難易度も上がる。 不正解だと箱の上部が開き落とされる。 箱の中身も難易度毎に過激になっていく。 麻美もこの番組にいつかは出たいと思っていたが、まさか着ぐるみで出ることになるとは思ってもみなかった。 番組の司会者も登場し、有無を言わせずクイズ番組のセットへ移動させられる麻美。 司会者が本番さながら『では、挑戦してもらいましょう』と力の込もったアナウンスとともに、箱の上に乗せられたクマのぬいぐるみにスポットライトが当てられる。 もう、あとには引けない状況となってしまった。 1問目、2問目を麻美は難なくクリアした。 ただ問題があったのはクイズをクリアするごとに高くなっていく舞台となる箱の段差。 クリアするごとに短い手足では昇ることができずに、横へ転がる。 その度にスタッフ2人がかりで上の段の箱へと乗せてもらった。 ついに一番上、五択の問題。 これをクリアすると、別のステージで最高賞金をかけて難問のクイズが出される。 ただ、最後の問題だけは棄権して今までの賞金をもらうこともできる。 挑戦して、外れても罰ゲームは無し。 あと1問というところで、今までとは全くレベルの違う問題が出た。 そう、今まで麻美は泳がされて一番上の段まで上げられ、盛上がりを作っただけであった。 当然のように不正解で落とされる。 箱の中は外からは見えないように隠されていたが、解答者が落ちると罰ゲームが明かされる。 箱の中はトリモチ。 うつ伏せに落ちたクマは大の字になり動かないというより動けない。 麻美は必死に声あげて動こうとするが、強力なトリモチがそれを許さない。 そんな着ぐるみの中でもがいている麻美の画をバックに司会者が『今晩、お楽しみに』といって手を振り、番組宣伝は終了。 男性アナウンサーが『麻美ちゃん、大丈夫ですかねぇ』と心配している素振りを見せてから、次の天気予報に移る。 結局、クマのぬいぐるみはトリモチのシートから外されることなく、久美子の台車に乗せられて部屋へ戻ることになった。 久美子はこのクマのぬいぐるみはもう使えないなぁと思いながら、クマの背中のファスナーを開ける。 ようやく解放されると思っていた麻美だったが、甘かった。 クマのファスナーだけでなく、拘束スーツのファスナーも開く。 次の瞬間、久美子の手が股のところへ。 ゴムのスーツのコンドーム状になったところに何かが入ってきた。 それも一つや二つではない。 ヤバイと思ったときには、ジッジッという音とともに拘束スーツのファスナーが閉められた。 クマからなんとかして出ようと拘束スーツで抵抗する。 しかし、アソコに入れられたローターのスイッチが入る。 快感が麻美の身体を走る。 複数のローターが麻美の身体の中で、お互いにぶつかり合い暴れる。 それがより一層快感となっていく。 そんな中、微かなジッジッという音と共に拘束感が増していく。 久美子はクマのファスナーも閉め、麻美を気持ちよくさせてあげているうちに、自分も用意しておいたゴムのスーツに着替える。 このゴムのスーツも股のところがコンドーム状になっている。 途中、自分のアソコに押し込む、早く麻美と戯れたいと思ったとき、麻美のことを思い出した。 振り返るとトリモチに先ほどよりも絡まり密着して、震えるように細かく動くクマの姿があった。 麻美は何度も『ダメー、イッちゃう』と繰り返していたが、ワクワクしながら着替えている久美子には届いていなかった。 気絶寸前で声も出ない状態のとき、ようやく気がついた久美子がクマのファスナーを開けてローターを止めた。 うつ伏せの麻美は太ももやお腹辺りまで愛液でびちょびちょになっていた。 久美子は自分もトリモチにくっつかないように慎重にクマのぬいぐるみから拘束スーツの麻美を引っ張り出す。 背中から出ているローターのスイッチとコードを除けば、黒光りするその姿はかっこ良く見えた。 クマのぬいぐるみから出て拘束スーツのまま、横になっている麻美の息は荒く苦しそうに呼吸を繰り返す。 ゴムのスーツのまま、その様子を伺っていた久美子だったが、呼吸が落ち着いてくると気になるのは、腰辺りから出ているスイッチ。 ついつい、スイッチを入れてしまった。 今度はクマの中とは違い動くことができる。 エナメルがギシギシという音を立て、麻美が快楽の声をあげる。 その様子を見ていた久美子の股間も熱くなる。 自分も麻美と同じ快楽を得たくなった久美子。 麻美を拘束スーツから解放する。 手足が痺れて満足に動けなくなっている麻美からローターを抜く。 抜かれる刺激で麻美が声をあげるが、そんなことにはお構いなし。 久美子はローターを自分のアソコへ押し込んでいく。 そして麻美の温もりの残るエナメルの拘束スーツへ起用に身体を潜り込ませる。 久美子にとっては、この拘束感がたまらない。 自分の身体が先ほどの麻美が着ていたように妖しく光沢を放っていると思うと興奮がより一層高まる。 久美子の早く拘束スーツに閉じ込めてというアピールに麻美は力なくファスナーを閉める。 最後にローターのスイッチを入れると麻美はシャワー室へと向かう。 拘束感と熱くなった久美子のアソコを襲うローター。 久美子が想像していた以上の刺激。 たまらず、すぐにイッてしまう。 しかし、余韻に浸ることもできない。 止まることのないローターは、久美子のアソコを攻め続ける。 このままではダメだと思い『麻美、止めて。』と叫んだが反応がない。 『止めて下さい。』と懇願するが反応はない。 じきに絶頂に達し、ついには久美子は気絶してしまった。 それでもローターは動き続ける。 そのとき、麻美はシャワー室で足を投げ出して座り込み、ただゴムのスーツが水を弾く音だけが聞こえていた。 end…
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京アニショップ発売公式グッズ一覧(各商品の下線部がそのまま京アニショップ通販サイトにリンクしています) アクリルチャーム 1,080円 (画像左上から、チューバくん、麗奈、緑輝、葉月、久美子) 緑輝の楽器くんコレクション!第1弾 楽器くんクリアブックマーク 540円 2016年カレンダー 2,160円(2015年12月頃発送開始) キャラクター缶バッジセット 400円 (画像上段左から 晴香部長&滝先生、夏紀&優子、あすか&香織、葉月&緑輝、久美子&麗奈、Ver.麗奈、Ver.緑輝、Ver.葉月、Ver.久美子) B2ポスター 金賞記念写真(第13話のラストで使用されたものです) 540円 ウォールステッカーセット 1,080円税込 (画像左から麗奈&緑輝B、久美子&葉月B、麗奈&緑輝A、久美子&葉月A) マルチクロス 540円 複製原画集 2,160円 (画像上段左から#07、#05、#04、#02、#01) ジャバラポストカードセット 648円(税込) 吹部1年生マグカップ 1,620円 ダイカットメモ40シート入りセット 864円 (画像左からチューバくん、高坂麗奈、川島緑輝、加藤葉月、黄前久美子) キャンバストート 2,160円 缶ケース 540円 ミニタオル 1,080円 (画像左から麗奈、緑輝、葉月) マスキングテープ 432円 (画像左から吹部1年生、チューバくん) 下敷きセット 540円(税込) スクエアマグネット 540円 (画像左から麗奈、緑輝、葉月、久美子) 布ポスター 1,620円 (画像左から高坂麗奈、黄前久美子) マウスパッド 1,080円(税込) B2スクエアタペストリー 3,240円(税込) GUIDEBOOK 1,944円(税込) クリアコースターセット 648円 (画像左から麗奈、緑輝、葉月、久美子) B2ポスター 540円 (画像左から1年生、3年生) クリアポスターセット 1,080円(税込) ホログラムクリアファイル 648円(税込) ステッカーセット 864円(税込) 以下は既に販売が終了している商品です。 サンフェス 譜面付きクリアファイル サンフェス イベントタオル サンフェス チェンジングポスター 音T「響けユーフォラジオMCのいない音楽会Tシャツ黒沢×朝井ver」 TVアニメ「響けユーフォニアム」のニコ生番組「響けユーフォラジオMCいない音楽会」内でデザインしたTシャツを発売します 黄前久美子役の黒沢ともよさんと加藤葉月役の朝井彩加さんのデザインしたものを組み合わせて1枚のTシャツにしました 黒沢さんのデザインを表面に、朝井さんのデザインを裏面にまとめたTシャツになっております 吹奏楽部の部活Tシャツらしい1枚です 【サイズ】M・L・XL【イベント価格】3,200円税込 音T「響けユーフォラジオMCのいない音楽会Tシャツ豊田×安済ver」 TVアニメ「響けユーフォニアム」のニコ生番組「響けユーフォラジオMCいない音楽会」内でデザインしたTシャツを発売します 川島緑輝役の豊田萌絵さんと高坂麗奈役の安済知佳さんのデザインしたものを組み合わせて1枚のTシャツにしました 安済さんのインパクトある「滝命」のデザインをあえて前面にプリント、豊田さんのチューバくんをそっと添えたデザインに仕上げました 【サイズ】M・L・XL【イベント価格】3,200円税込 響けユーフォニアムラバストセット 3,000税込 鞄に付けるも良し楽器ケースに付けるのも良し北宇治高校吹奏楽部から、久美子、葉月、緑輝、麗奈の人のキャラクターがラバーストラップで登場 商品内容 久美子、葉月、緑輝、麗奈の種ラバーストラップセット
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おりかさ ふみこ カバー曲一覧 曲名 収録・音源 他ボーカリスト 愛の芽生え ディズニー声のドリーム・デュエット 森田成一 おはよう!スパンク 百歌声爛 女性声優編Ⅲ お料理行進曲 百歌声爛 女性声優編Ⅲ 悲しみよこんにちは 百歌声爛 女性声優編Ⅲ キャンディ❤キャンディ 百歌声爛 女性声優編Ⅲ さらば 劇場版『あたしンち』 渡辺久美子 少女S ブリコン ~BLEACH CONCEPT COVERS~ 松岡由貴 空の欠片 clubDAM企画『あにそんボーカル』 魂のルフラン 百歌声爛 女性声優編Ⅲ 誰よりも遠くへ 百歌声爛 女性声優編Ⅲ chAngE ブリコン ~BLEACH CONCEPT COVERS~ 2 Fairy Dance フィギュア17 つばさ ヒカル イメージアルバム My Tomorrow デジモンミュージック100タイトル記念作品 We Love DiGiMONMUSiC(完全生産限定盤) 浅田葉子,今井由香,金田朋子,多田葵,永野愛,平田広明 魔女っ子メグちゃん 百歌声爛 女性声優編Ⅲ まっててごらん 百歌声爛 女性声優編Ⅲ よあけのみち 百歌声爛 女性声優編Ⅲ 流星ボーイ イナズマイレブンシリーズ5周年記念「本当にありがとう」 小林沙苗,佐々木日菜子 ロックリバーへ 百歌声爛 女性声優編Ⅲ うっせぇわ アトミックモンキーチャンネル
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TOP|基本|PSP版|悪魔|マップ|シナリオ |その他 シナリオ#01 TV:それでは次のニュースです。 昨夜未明、市内各所で目撃された謎の生物の手がかりは以前つかめておらず、 地域住民の不安が高まっています。目撃者の証言では、この生物について、 西洋の悪魔のような姿であるという声が多く、現場周辺での調査が続いています。 そうした中、捜査当局では同夜起こった連続殺人事件との関連もあるのではないかと見て、 引き続き付近の住民に警戒を呼びかけています。 ――DDS-NET―― 「ようこそ、DDS-NETへ。 お手数ですが、現在会員の方には、 継続手続きをお願いしています。 *氏名、コードネーム(SCHUTZEとする)、住所(市、区)、職業を入力 DDS-NET:SCHUTZEさんに、 メッセージが届きました。 レッドマン:こんにちは、 SCHUTZEさん。 ぼくは、レッドマンです。よろしくね。 SCHUTZEさんは、どちらに お住まいですか? ……平崎市朝日区ですか。 平崎は、いいところですよね。 朝日区というと、市の東側かな。 海に近いし、緑は多いし、 立派な公園や、大きな図書館や博物館もある いい街ですよね。 意外に、歴史も古い街ですよね。 ……確か、ヤクザの大親分の屋敷もあった ような……それはどうでもいいか。 では、またNET上で会いましょう。 母親の声:はい、○○でございます。 ハタノさん……ああ、久美子さんね。 ○○? 今呼びますね。 ○○! 電話よ! YES 母親の声:今来ますから。 NO 母親の声::○○!何してるの? 早くおりて来なさい。 母親:はい、久美子さんから電話よ。 >母親から、受話器を受け取った。 久美子:もしもし、○○くん? わたし。元気だった? ところで、今日の臨海公園の待ち合わせ だけど、どこにしましょうか? 「踊るボディコン娘の像」の前は、 ありきたりよね……。 喫茶店にしましょう。 喫茶「アフロ」がいいわね。 そう、公園の北側にある、オレンジ色の 屋根の小さな店よ。 じゃあ、またあとでね。 父親:ほう、今日は彼女とデートか? 母親:出かけるのね。気をつけてね。 >どこへ行きますか? 自分の部屋 NETアクセス DDS-NET:ただいまメンテナンス中に つき、アクセスできません。 行動を記録する *セーブ画面へ 部屋を出る リビングルーム 母親:約束してるんでしょ。早く行かないと。 外出する *朝日区フィールドへ ――自宅に帰宅したとき―― 母親:あら?もう帰って来たの? 父親:はっはっは、デートじゃなかったのか それとも、彼女とケンカでもしたのか? 会社員 父親:○○、このごろ仕事は、 うまくいってるか? 公務員 父親:○○、このごろ仕事は、 うまくいってるか? 自営業 父親:○○、このごろ仕事は、 うまくいってるか? 学生 父親:○○、学校には、 真面目に行ってるか? 単位は、きちんと取れそうか? バイト 父親:○○、フリーターだか、 なんだか知らんが、アルバイトじゃない、 きちんとした仕事についたらどうだ? 無職 父親:○○、いつまでも遊んでないで、 いい加減に仕事をしたらどうだ? ――カーサ乾―― マンションの住人:ここ?「カーサ乾」よ。 あたし、そそっかしいから、「かわく」って 読んじゃったのよ。 「いぬい」って読むのよね。 引っ越してきたばかりだけど、 なかなか、いいマンションよ。 ところで、何の用? セールスだったら、お断わりよ。 ――臨海病院―― 看護婦:平崎臨海病院に何か御用ですか? 御用のない方は、お帰りください。 ――喫茶アフロ―― マスター:いらっしゃいませ。 ……○○さん、ですか? 秦野久美子さんから、もう少し遅くなる、 って電話があったんですよ。 どうぞごゆっくり、TVでもごらんになって お待ちになってください。 TV:……続いて、スポーツです。 平崎ウェーブス対東京スパローズは、 5対0でウェーブスが勝ちました。 0対0で迎えた7回、ウェーブスは ツーアウト2、3塁のチャンス。 バッター、ジェニングスの打球はレフトへ。 スタンドに飛びこむ、スリーラン。 この一打が試合を決めました。これで、 対戦成績は、ウェーブスの3連勝です。 マスター:ご注文は? ただのコーヒー マスター:ホットコーヒーですね。 ブルーマウンテン マスター:ブルーマウンテンですね。 アメリカン マスター:アメリカンですね。 モヒカン マスター:は? 何ですか? すみませんが、もう一度お願いします。 アメリカンと言い直す マスター:アメリカンですね。 あくまでモヒカンと言いはる マスター:あのー、モカのことでしょうか? 女の声:そう、モカのことよ。 だめじゃない、ふざけて店の人困らせちゃ。 マスター:わかりました。モカですね。 久美子:○○くん、待ったかしら? 遅くなってごめんなさい。 わたしにも、何か頼んでよ。 自分でたのめば? 久美子:やっぱり、待たせたこと 怒ってるのかしら? ねえ、○○くん…… 怒ってるよ 久美子:ご、ごめんなさい……。 タバスコ・コーラを飲んだら許す 久美子:ふふっ、すぐそうやって ふざけるんだから……。 オレンジジュースにする? 久美子:なんで、あなたがコーヒーで、 わたしがオレンジジュースなの? 何か、意味があるのかしら? じゃあ、コーヒーにする? 久美子:あら、けっこう 気を使ってくれるのね。 別に意味はない 久美子:ふーん、そうなの。 久美子:あ、あのニュース見て……。 TV:……平崎市議会は、本会議で 再開発計画を承認しました。 この計画を中心になって進めてきた、 山城議員は、これで平崎市の発展がより いっそう進むだろう、と語っています。 久美子:再開発計画って、わたし反対よ。 ただ、古いものをこわして、新しいものを 造ればいい、ってものでもないと思うの。 あなたは、どう思う? 再開発計画について…… 同意する 久美子:発展のために、再開発と称して 古くても価値のあるものまで、こわして しまったら、どうするの? 第一、発展することが必ず正しいとは 限らないわ。 反対する 久美子:あなたもそう思うでしょう。 別の意見を言う 久美子:古くてよいものを、 うまく残しながら、再開発計画なんて できるのかしら? …………… 久美子:……全然、興味なさそうね。 ところで、これから図書館へ行きたいの。 レポートを書くのに、必要な本があるの。 それを借りていきたいのよ。 いいでしょ? いいよ 久美子:ありがとう。さあ、行きましょ。 どこだって? 久美子:中央図書館よ。この店を出て 南の方の右手に見えるわ。すぐ近くよ。 他の場所にしよう 久美子:ごめんなさい。 どうしても、今日中に借りておきたいの。 ね、おねがい。 しょうがないな 久美子:ありがとう。わがまま言って、 ごめんなさい。 いやだ 久美子:どうしても、行きたいの。 さ、行きましょ。 ――喫茶アフロ―― 久美子:ねえ、図書館へ行きましょうよ。 ――臨海病院―― 久美子:図書館に行きたいのよ。 図書館は、公園の南に建っているわ。 ――博物館―― 久美子:こっちは、博物館よ。 図書館は、向かいの海側の建物でしょう。 ――朝日区―― 久美子:私は図書館へ行きたいのよ。 図書館は、臨海公園でしょう。 ――図書館―― 図書館司書:こちら平崎市立中央図書館に 何かご用ですか? 図書館利用者:人はなぜ本を読むのか? そこに本があるから…ここには一生 かかっても読み切れないほどの本がある。 図書館利用者:ここの図書館は、 蔵書数が、とても多いんです。へたな 大学図書館なんか問題になりません。 図書館利用者:すごい本の数ね。 でも自分の知らない知識が、こんなに あるのかと思うと気が遠くなるわ。 図書館職員:図書館が、海ぞいにあるのは 苦労しますね。本が傷みやすいんですよ。 久美子:あっ、あったぁ。この本よ。 「日本古代文明論」 これで、レポートが書けるわ。 この本読んだことある? もちろん 久美子:じゃあ、どんなこと書いてあった? ヤマタイ国とかの話 久美子:そんな、ふつうの本じゃないわよ。 実は読んでない 久美子:そうでしょう。ふつうの人が読む本 じゃないもの。 誰が書いた本? 久美子:わたしのゼミの、吾妻教授が 書いた本よ。 どんな内容か知ってる? ヤマタイ国とかの話 久美子:そんな、ふつうの本じゃないわよ。 知らない 久美子:そうでしょう。ふつうの人が読む本 じゃないもの。 ないと思う 久美子:そうよね。 ふつうの人は、まず読まない本だから。 興味ない 久美子:ぜんぜん興味なさそうね。 この本、タイトルはまともだけど、 内容はけっこうすごいのよ。 古代の日本に、魔法を使って国をおさめて いた文明があったっていう内容なの。 この本を書いたせいで、吾妻教授は学会を 結構さわがせたらしいわ。 あまり、信じられてないらしいけどね。 久美子:貸し出しの手続きするわね。 ……利用者カード忘れて来ちゃった。 どうしよう? すぐ身分証を出す 久美子:えっ?これを使えって? ありがとう、助かるわ。 自分のを使うか聞く 久美子:えっ?あなたのを貸してくれる? そんな悪いわ、どうしようかなぁ。 それじゃ、お言葉に甘えさせてもらうわ。 彼女の失敗を笑う 久美子:なによ。そんなに笑わなくっても いいじゃない。 あっ、そうだ。あなたの身分証を貸してよ。 それで本を借りるわ、いいでしょ。 人の失敗を笑ったバツよ。 図書館司書:貸し出しですか? 利用者カードか身分証を出してください。 ……はい、○○さんですね。 身分証をお返しします。 貸出期間は、1週間です。 期間中に返却してください。 >久美子は、○○の名前で本を借りた。 久美子:ありがとう、助かったわ。 ところで、ちょっと学校へ行く用があるの。 つきあってくれる? 言うことを聞く 久美子:ありがとう。助かるわ。 ことわる 久美子:そんなこと言わないで、お願い。 従う 久美子:ごめんね。わたしの都合にばかり つきあわせて。 いやだ 久美子:そんなワガママ言わないの。 世界は、あなたの都合では動いていないのよ。 さあ、行きましょ。 ――喫茶アフロ―― 久美子:わたしは、学校に用事があるの。 ――博物館―― 久美子:わたし、学校へ行く用があるの。 笠置山に行きましょ。 ――臨海病院―― 久美子:学校へ行く用事があるのよ。 北大は、笠置山の南でしょう。 ――朝日区―― 久美子:学校に用事があるって 言ったじゃない。 笠置山は、こっちじゃないでしょう。 ――笠置山―― マンションの住人:近くに大学があって 静かで住みやすいところだよ。 たまに、学生が騒がしい時はあるけどね。 山歩き愛好家:笠置山は、山歩きにちょうど いいので、気に入ってるんだ。 でも、近ごろ山の奥に行けないんだ。 道に迷うはずも、道順を忘れるはずも ないんだが…… ――北山大学―― 学生 正門 >大学正門。 門は閉まっている。 久美子:あー、やっぱり閉まってる。 裏に回んなきゃ。 久美子:実はここ、いつでも通れるって 知ってた?……知らなかったの? ちゃんと、学校に出てないからでしょう。 裏門 久美子:ここから、いつでも通れるって さすがに知ってるわね。 北大生の常識よね。 その他 正門 >大学正門。 門は閉まっている。 久美子:あー、やっぱり閉まってる。 裏に回んなきゃ。 久美子:大学の裏門は、 いつでも開いてるのよ。 便利なんだけど、不用心よね。 裏門 久美子:何で、学生じゃないのに、 ここが通れるのを知ってるの。 あっ、忘れてたわ。 チケット取りに行くんだったわ。 例の約束していたコンサートのチケット 予約が取れたのよ。 ○○くん、お願いしていい? 矢東ビルのチケットガイドへ行って、 コンサートのチケットを取りに来て くれない? ビルは、矢来区のアーケード入り口の手前に あるわよ。 わたし、吾妻教授のところへ行って用事を すませたら、臨海公園の喫茶店で 待ってるわ。 チケット取って来てね。おねがい。 久美子の頼みを聞く 久美子:じゃあ、また後でね。 ここで待つ 久美子:用事はけっこう時間がかかりそう だから、先に行ってきて、おねがい。 >どうしますか? しばらくここで待つ >久美子はもどってきそうにない。 すぐに矢来区に向かう *メッセージ出ず ――矢来銀座―― ――葛葉探偵事務所―― 若い女:何か用? 今、探偵の葛葉は、留守なの。 ――占いの館―― 占い師:ごめんなさいね~。 今、準備中なのよ。 ――クローバージム―― オーナー:ん? 入会希望者か? 今なら、私がビシビシしごいてやるぞ! ハッハッハッハッ!! ――イノセンス―― マスター:申し訳ありません。 まだ、準備中なんですよ。 ――エゼキエル―― 黒服:お客様の服装では、ご入場はお断わり いたします。 ――クレテイシャス―― 男:おい、ここはおまえさんみたいな ボウヤが来るとこじゃねえよ。 ――生体エナジー協会―― 男:ようこそ、生体ネナジー協会へ。 わたくしどもの活動に、興味を持った方の 入会を、お待ちしているのですよ…。 あなたも、入会希望の方ですか? フフフフフ…。 ――業魔殿―― 男:誰だ? ここは、おまえの来る所ではない。 だまって、立ち去るがよい。 ――金王屋―― 店主:いらっしゃい。 …なんか用かい? ここは、あんたみたいに若い人が 来るとこじゃないよ。 さあ、帰った、帰った。 ――歯車堂本舗―― 女店主:いらっしゃいませ。 何を、お探し? あっ、そういうこと… ムフフ… 若いって、いいわね。 あら、何もいらないの? そう…。 ――丸瀬不動産―― 丸瀬:いらっしゃいませ。 ウチは、数多くの物件を扱っております。 新居をお求めの際には、 ぜひ我が丸瀬不動産へ。 …お待ちしていますよ。 ――セルフディフェンス―― 店主:いや~、 よういらっしゃいましたな~!! ところで、何をお求めで。 なに? 違うんかあ? それやったら、帰ってもらおか~!! ――コインロッカー―― >コインロッカー。(*選択肢なし) 姉:走って走って 風になる瞬間が、もう最高! 妹:欲を言えばスケートを 仕事に活かせれば、いいのになぁ。 女の人(*セールスレディ):最近、仕事も男も うまくいかないのよね。 ふう……占いでもしてみようかしら。 男:喫茶店のマスター、しぶかったなぁ。 僕もアフロにしてみようかな。 女:それだけはやめて。 女子高生:占いの館のマリーおばさんは よく当てるので有名なのよ、ホンキ。 私の住んでいる朝日区にも、 スサノオを祭っている 神社があるんだけど……… そっちに御参りするよりも、 すぐに未来を教えてもらう方が、 LLいいじゃない。 ちょっとかなりとても、お金が かかるのが、ハート的に痛いけどね。 男(*金髪黒男):…………… …………………… …………………… ………………………… ………………………… エクスキューズ・ミー!! 女(*魅惑ガール):あなた彼女いるんでしょ。 ダメよ、変なとこに行っちゃ。 女はそういうことに敏感なんだから。 男(*グラサン):……………… どけ、邪魔だ。 めだま男:詩、それは詩。 そして詩は、まだ歌えない詩。 今、考えているから後で聞いてくれ。 左の男:くずのは探偵事務所って(*「葛葉」は平仮名) どんな仕事してんのかな。 右の男:さあな。浮気とか フリンとかの調査じゃないのか。 俺らには関係ない世界だよ。 女:3LDKで3階より上で、 南向きのフローリングの3年以内なら、 まぁ満足しちゃうかな。 男:いやいや、それだけでは甘いな。 部屋選びのポイントは隣の住人が、 どんな人間かにつきるね。 女:そうそう。でも1番の ポイントは値段なのよね……… 女:テクノサーカスのモーロックが 復活するんですって。知ってた? 男:いや初耳。でもさ、 メンバーの誰か他界してなかった? ――矢来区―― 左の男:中華街の関帝廟は、 あの三国志の関羽を祭ったものなんだぜ。 右の男:関羽は偉人だよ。 ほんと、道教の神と呼ぶに相応しいよな。 男:この辺でメシがうまいといえば、 やっぱ、中華街だろうな。 女:うんうん、特に 四川飯店のカニチャーハンは、 文句なしに美味よね。 男:店の雰囲気も悪くないし、 四千年本格派の味は、 値段さえ見なけりゃ星3つだな。 男:東亜TVと電波塔を 結んでいる連絡通路を見るたびに 思うことなんですが……… どうやってあんなの、 つくったんでしょうか? 高いところが苦手な私には、 すごく不思議ですよ、ほんとに。 ギャル:今、一番ホットな俳優は、 クールでダークな優作さん! 視線が重なるだけで昇天しちゃう。 私、彼のデビュー前から応援してるの。 もちろん工藤優作ファンクラブ、 会員ナンバーはシングル番よ。 今日は彼の収録番組があるから、 ここで、待ちぶせしてるんだ。 彼の横顔を見れるだけで幸せー。 ――矢東ビル―― グゲゲ グゲグゲグゲゲゲェ 謎の男:出たか。このザコどもめ。 *幽鬼ガキ×2、外道スライム×1と戦闘 謎の男:きさま、なぜここにいる? 1人でいたら、死ぬぞ。わかってるのか? このビルは、何者かが異界化させている。 そいつを倒さないと、外には出られん。 外へ出たければ、おれについて来るんだな。 もっとも、きさまが生き残れるかどうかの 保証はできんがな。 ――矢東ビル3F―― タカシ:うへへっ、うへへへへへへっ、 いいぜいいぜ、血がどんどん集まってくるぜ このビルのやつらは、みんな殺しちまった。 親分は、あまりハデにやるなって言ったが、 もう、がまんできねぇ!! うへへっ、うへへっ、うへへへへへっ!! 謎の男:おい、そこのチンピラ。 バカさわぎも、いい加減にしな。 おまえは、これでおしまいだ。 タカシ:なんだ?おめぇ? このタカシ様をタダのチンピラだと思って、 ナメたらあかんぜぇ!! このタカシ様は、悪魔を呼び出す力を 持ってるんだぜぇ。どうだ!おどろいたか! 謎の男:ほう、それはスゴイな。 グレムリンでも、呼び出せるのか? タカシ:なにぃチキショウ!ナメやがって! あとでほづらかくなよっ!! ピシャーチャ!!出てこい!! タカシ:うへへっ、うへへっ、うへへっ!! 死にやがれっ!! *悪霊ピシャーチャ×4と戦闘 タカシ:な、なにぃ!ピシャーチャを あっさり倒しちまうなんて、何者だ…? くそっ!!おめぇなんか、シドの先生に かかればイチコロだぜ!!チクショウ! おぼえてやがれっ!! 謎の男:異界化が解ける……。 外に出られるぞ。 謎の男:ふん、よく生きていられたな。 だが、このことを誰かに話したら、 命はないぞ……いいな。 女の声:キョウジ! デビルサマナーともあろう者が 若い子相手に、何スゴんでるのよ。 キョウジ:なんだ……レイ、お前か。 レイ:なんだはないでしょ。 わざわざ、迎えに来てあげたのに。 まあ、あんたの力だったら だいじょうぶだと思ったけどね。 きみ、早くお帰りよ。気をつけてね。 キョウジ:おい、レイ。 勝手にそいつを帰すな。 レイ:だいじょうぶよ。 彼がこのことを誰かに話したって どうせ、信じてもらえないわよ。 この人の気が変わらないうちに、 早く帰りなよ。 キョウジ:おれは帰っていいなんて 言ってないぞ。 ……まあいい……勝手にしろ。 次に会った時には、命の保証はしない……。 あばよ。 レイ:キョウジ、待ってよ! ああ、行っちゃった。 君も気をつけて、帰ってね。 えっ、コンサートのチケット? ビル全体が、悪魔たちに荒らされて、 チケットガイドもメチャメチャだったから、 手に入るわけないよ。 彼女に頼まれた? まあ、あやまるしかないわね。 じゃあね。 レイ:まだ、いたの?うろうろしてると 面倒にまきこまれるわよ。 ……あの人?……キョウジなら、 1人でどっか行っちゃったわよ。 ほんとに、勝手な人だから。 ――葛葉探偵事務所―― レイ:何か用? ……おや、きみは、矢東ビルにいた……。 葛葉は、いま留守なの。 ――喫茶アフロ―― マスター:いらっしゃい。 TV:……倒れているのを 近くを通りかかった人に発見されました。 死亡していたのは、自称、私立探偵の 葛葉キョウジさんです。 葛葉さんの遺体には、外傷はなく死因は 今のところ不明です。警察では遺体を 司法解剖して、死因を調べるとともに、 目撃者を探すなど、 手がかりを集めています……。 マスター:……まったく、世の中ぶっそうに なりましたねぇ。 ああ、そうだ……○○さん。 秦野さんから、伝言をことづかって ます。 チケットを取って来たら、雲雀ヶ丘の私の家 まで持って来てほしい、とのことです。 ……彼女、雲雀ヶ丘に住んでるんですか。 お嬢さまなんですねぇ。 ――工事現場―― 怪しい神父:あなたハ、 ○○○○さン、ですネ? 私ハ、あなたニ、用事がありまス。 ちょっト、こちらに来てくださイ。 怪しい神父:さテ、○○さン。 あなたハ、図書館で本を借りましたネ? 申し遅れましタ。私、シド・デイビスと いいまス。○○○○さン。 私にその本ヲ、わたすのでス。フッフッフ。 何?持ってないですカ? それハ、困りましたですネ。 でハ、あなたに用はありませン。 死んでもらいまス。と言いたいところですガ あなたモ、死にたくはないでしょウ。 私から逃げのびテ、このビルから出られたラ 見逃してあげましょウ。フッフッフ。 さア、お逃げないさイ。 シド:もっト、逃げ回っテ せいぜイ、私を楽しませてくださいヨ。 フッフッフ。 シド:さア、逃げ回りなさイ。 むだな努力をするのでス。 フッフッフ。 シド:フッフッフッフッフッフ。 さア、お遊びはここまでにしましょうカ。 私から逃げられなかっタ、 ○○○○さんにハ、 死んでいただきましょウ。 さすがニ、出口の無いビルからハ、 逃げ出せませんでしたネ。 フッフッフッフ…………。 おヤ、もうお倒れなのですカ。なぜですカ? ――三途の川辺―― 男:……死せる魂よ……。 ようこそ、三途の川辺へ……。 私はカロン、三途の川の渡し守。 そなた、○○○○であった魂は、 これより、川を渡るものなり…… カロン:……なんと、どうやらそなたは、 いまだ死せる定めにあらず。 川を渡ること、まかりならん。 では、立ち去るがよい……。 カロン:どうしたものか、 そなたの魂は元の身体にもどれぬ。 さりとて、死せる定めになきものに、 川を渡らせるわけにもゆかず……。 どうしたものか? では、代わりの身体へ送り返すとしよう。 さらば、○○○○であった魂よ……。 ――臨海病院―― 医師:ああっ、し、死体が動いた!! ゾ、ゾンビだー!!助けてくれー!! 看護婦:せ、先生!置いてかないでー!! 医師:た、大変だー!! 死体が動き出したぞー!! 看護婦の声:せ、先生!落ちついてっ!! 落ちついてください!! レイ:キョウジ!! ……生きてたのね……よかった。 こうしちゃ、いられないわ。 病院の中は、大騒ぎよ。 さっさと、ずらかったほうが利口よ。 大丈夫?自分で歩ける? じゃあ、あんたのオフィスへ連れてくわ。 ――葛葉探偵事務所―― レイ:さあ、あんたのオフィスについたわ。 みんな、あんたのこと心配してたから、 ちょっと、顔出ししてきなよ。 念のため、いつものように、 クローバー・ジムで身体を直してもらった (*「治して」の間違い) ほうがいいかもね。 向かいの占い屋のクソババァには、 あんまり、会いたくないかもしれないけど 義理は、欠かないようにしないとね。 出かけるなら、念のため奥の部屋から 武器や防具を取って装備してね。 殺されかけたんだから、気をつけなよ。 じゃあ、あんまり無理しないでね。 あたしは、いろいろ用事があるから、 ちょっと出かけてくるわ。 別に戦うわけじゃないし、重いから 武器と防具、置いていくわ。 預かっといてね。 >レイ・レイホゥは、出かけていった。 ジャンビーヤ、 レディ・スミス、 6’Sチョーカー、 サニエスのスーツ、 こうまのゆびわ、 シェラガモブーツ、を手に入れた。 >事務所の奥に、隠し部屋があった。 ランドールナイフ、 デザートイーグル、 つうじょうだん、 S’Aチェーン、 ガルチェのスーツ、 しょうきがいりん、 サイドゴアブーツ、を手に入れた。 さらに、¥10000.手に入れた。 ――DDS-NET―― 現在、システムメンテナンスのため、 アクセスできません。 上へ
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アイス・プリンセス 原題:Ice Princess 公開:2005年3月18日 時間:98分 監督:ティム・ファイウェル* 目次 アイス・プリンセスストーリー 概要 キャスト ストーリー 物理学の天才女子高生ケイシーはハーバード大学*の奨学金を得るために、子供の頃から興味のあったフィギュアスケートを研究テーマに選んだ。ジャンプの回転を科学的に分析するためにスケートリンクを訪れたケイシーは、コーチのティナにスパイと疑われながらも練習中の選手の動画の撮影許可を得る。いつしか自身もフィギュアスケートの初心者コースに参加し、その世界へとのめり込んでいく。進学に期待を寄せる母親と新たに見つけた自分の夢の間でケイシーは葛藤する。 概要 母親の期待で学業一筋の女子高生がアイス・スケートの世界に魅せられ、夢を追う姿を描く。 主演のミシェル・トラクテンバーグは8ヶ月間フィギュアスケートのトレーニングを行った。一部スタントも使用しているが、スタントが通用しない場面の演技は自ら行っており、怪我もしたという。ヘイデン・パネッティーアもショート・プログラムの高速スピンなどを自ら披露している。振付をアン・フレッチャーが担当。 カナダ*のトロント*を中心に、2004年5月3日から7月23日まで撮影を行った。 サウンドトラックにはエマ・ロバーツやミシェル・ブランチが参加している。 キャスト ケイシー・カーライル ミシェル・トラクテンバーグ 小笠原亜里沙 ジョアン・カーライル ジョーン・キューザック 塩田朋子 ティナ・ハーウッド キム・キャトラル 勝生真沙子 ジェン・ハーウッド ヘイデン・パネッティーア 沢城みゆき テディ・ハーウッド トレヴァー・ブルーマス 鉄野正豊 ニッキー・フレッチャー カーステン・オルソン 小林麻由子 ゾーイ・ブロック ジュリアンナ・カンナロッソ 渡辺明乃 アン エイミー・スチュワート 根本圭子 リリー コリーン・コリンズ 久野美咲 吹替版:2006年10月20日発売。※DVD収録その他:重松朋、相沢正輝、斎藤恵理、宗矢樹頼、滝沢久美子、三宅健太、大水忠相、新野美知、加藤将之、倉持良子、細野雅世、上村祐翔、池田恭祐、宮本侑芽、永嶌花音、藤井ゆりあ、小薗江愛理 翻訳:松井まり*、演出:神尾千春*
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軽井沢誘拐案内 part33-188~196,198~201 188 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12 03 56 ID p2R8kISF0 ◆プロローグ *その夜、志郎(しろう:変更可)は、恋人・久美子が待つ彼女の別荘へ車を飛ばしていた。 志郎:「急がなきゃ・・・。そういえば彼女、妹と二人で来ているって言ってたっけな。 きっと妹が彼でも呼んだものだから自分も淋しくなって、俺に電話してきたんだろ。 あっ、あの別荘かな・・・?」 *別荘に到着。ドアを開ける。久美子が出てくる。 久美子:「わっ、あなた!! やっと来てくれたのね。うれしい。 今、ちょうど、妹のなぎさは買い物に行ってるのよ。 ・・・どうしたの、そんなに見つめて?わたし、どこか変?そんなに見ないで・・・。恥ずかしいわ・・・」 志郎:「ごめん、遅くなっちゃって。道が混んでいたから・・・。」 久美子:「ウソ!! 他の女の人と会ってたんでしょ。・・・わかったわ。信じてあげる」 志郎:「それはそうと、なかなかいい別荘だね」 久美子:「死ぬ前にパパが買ったものよ。」 志郎:「そうだったね。キミの両親は・・・」 久美子:「やだ、急にしんみりしちゃって。気にしないで。それより、中に入ったら?」 *[中に入る] 久美子:「まぁ、楽にして」 志郎:「あっちの部屋も見せてくれない?」 久美子:「あっ、ダメ。散らかってるから・・・」 *[抱き寄せる] 志郎:「こっちへおいでよ」 久美子:「あなた・・・。会いたかったわ」 志郎:「なぎさちゃん、どこ行ったの?」 久美子:「駅前のスーパーへおしょうゆを買いに行ったのよ。でも、あの子、何やってるのかしら」 *それからしばらくして・・・ 久美子:「あの子、まだ帰らないわ。ねえ、まさか誘拐なんてことないわよね?」 志郎:「まさか、考えすぎだよ」 久美子:「でも、もうこんなに遅くまで帰らないなんて・・・。あの子に何かあったんだわ。警察に電話しようかしら」 *[電話する] 志郎:「あっ、警察ですか?実は友達の妹が買い物に行ったまま戻らなくて・・・」 久美子:「ねっ、誘拐かもしれないって言って!!」 志郎:「で、もしかしたら誘拐じゃないかと・・・」 志郎:「すぐにここに来るそうだよ」 *それからしばらくして・・・ 志郎:「警察みたいだね・・・」 *刑事が来る 刑事:「なるほど。だいたいの話はわかりました。しかしですね、特に脅迫電話があったわけでもないし、 それに聞けば妹さんには放浪癖があったらしい。妹さんは確か18歳でしたね。 まっ、今のところ事故の報告もないし、そのうち帰ってくるのでは? あまり心配せぬことです。一応こちらでも探してみますが・・・。 また何かあったら知らせてください。では、わたしはこれで・・・」 *刑事帰る。電話が鳴る。 久美子:「あっ、電話よ!・・・はい、もしもし。高木ですが」 志郎:「どうしたの?」 久美子:「切れちゃったわ・・・」 *翌朝 志郎:「なぎさちゃんまだ帰ってないみたいだね」 久美子:「えっ? 一緒に妹を探そうですって?あなた、頼もしいわ!! そうよ。警察なんて当てにできないんだから・・・。 ねっ、二人で探せばきっと見つかるわよね。今、出かける準備をするわ。ちょっと待っててね」 189 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12 04 50 ID p2R8kISF0 ◆なぎさはどこに 久美子:「志郎、お待たせ!さあ、これからどうしたらいいと思う?」 *なぎさの写真を用意し、久美子と一緒に行動開始。 久美子:「駅前のスーパーだわよ。レジに店員がいるわよ。ごめんくださいな!」 店員:「いらっしゃいませ!」 久美子:「この妹の写真を見てくれなくて。昨日、ここに、こなかったかしら?」 店員:「えーっと、この人ですか?確か、来ませんでした。こんな可愛い子なら、絶対に覚えていますよ」 久美子:「フィラテニスクラブに着いたわ。なぎさ、よくここに来てるみたい。 あっ、よーこがいるわ。わたしの友達なのよ。ハーイ、よーこ!」 よーこ:「なんだ、久美じゃない。あっ、隣にいる人が、いつも話してる彼の志郎さんね。こんにちわ」 久美子:「妹が、昨日、ここに来なかったかしら?」 よーこ:「聞きたいのはこっちよ。最近、全然来なくて・・・」 久美子:「えっ、一昨日もここに行くって出かけたのよ」 よーこ:「うっそー。来てなくてよ」 久美子:「乗馬クラブに着いたわ。なぎさはここの会員だったのよ。あら、ジョッキーの西村さんがいるわ。 彼、なぎさの先生。西村さん、こんにちわ」 西村:「あ、これは、高木のお嬢さん」 久美子:「妹が、昨日、ここに来なかったかしら」 西村:「いえ、全然来られなくて、とても寂しい思いをしていたんですよ」 *久美子の別荘の裏辺り 久美子:「裏山だわよ」 志郎:「草むらを調べてみようよ」 久美子:「いろんな草が生えてるわよ。あれ?これ、大麻(たいま)みたいだけど、 まさか、こんな所に野生の大麻が・・・違うよね、きっと」 久美子:「ペウロ協会に着いたわ。綺麗な建物でしょ。あっ、神父さんがいるわ。 こんにちわ、神父さん。相変わらずお元気そうですね」 神父:「神の御心のお陰です。しかし、この度は、ご両親がとんだことに・・・。 あんなにお元気そうだったのに、交通事故でお亡くなりになるとは・・・」 久美子:「あら、そんな言い方すると、パパとママが死んだのも、神の御心みたい」 神父:「おや、私としたことが」 *山道 久美子:「山道だわよ。草の茂みに財布が落ちてるわ・・・あっ、これ、なぎさの財布だわ。どうしてこんな所に・・・」 志郎:「財布を調べてみようよ」 久美子:「えっと、お金と・・・あっ、カードが入ってる。タロットカードみたいだけど。死神の絵が描いてあるわ」 久美子:ヴィラホテルに着いたわ。大きなホテルでしょ。よくここへパパと食事しに来たわ・・・。 あら、支配人の関谷さんがいるわ。関谷さん、お久しぶりです」 関谷:「これは、久美子様。おや、お友達連れですか?」 久美子:「素敵な人でしょ。わたしの彼よ。妹が、昨日、ここに来なかったかしら?」 関谷:「お父上が亡くなられてから、こちらにはお見えになっておりませんが」 久美子:「このカードを見てくれなくて」 関谷:「こ、これは・・・。いったい、お嬢様がどうしてこのようなものを? 詳しいことは知りませんが、一度怪しげなパーティーに誘われたことがございます。秘密クラブめいたもので、 このカードは、そこの会員証に似ているような・・・。実際行ったわけではございませんが、なんでも、 地蔵ヶ原(じぞうがはら)辺りの別荘で行われているとか」 久美子:「ドライブインの中だわよ。マスターが暇そうにしてるわ。マスター、相変わらず暇そうね」 マスター:「ああ、おかげさまでね」 久美子:「妹が、昨日、ここに来なかったかしら?」 マスター:「昨日ねぇ・・・昨日は来なかったけど、一昨日来たかなあ。確か、男の人と一緒だったな」 久美子:「なぎさが一緒だった男のことを聞かせて」 マスター:「よく顔は見なかったけど、なぎさちゃん、その男から、お金をもらってたみたいだったな」 190 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12 05 52 ID p2R8kISF0 久美子:「ここは、大きな家の前だわよ。垣根に綺麗なアジサイが咲いているわ。素敵ね。 表札が掛かってるわ。『花山』・・・どこかで聞いたような名前ね。もしかして、知ってる人かも。入ってみるね。ごめんくださいな」 花山:「これはこれは、久美お嬢さん、まぁ、上がっていきなされ」 *ここは、久美子の父親の部下の、花山の別荘だった。 久美子:「でも、花山さんが、こんな近くに別荘を買っているなんて、知らなかったですわ」 花山:「いやいや、お恥ずかしい・・・」 久美子:「この家の垣根、アジサイですね」 花山:「ええ、とても美しいピンクの花が咲いていたでしょう」 久美子:「あら、ブルーのもあったみたいですよ」 花山:「おや、そうでしたかな」 久美子:「妹が、昨日、ここに来なかったかしら?」 花山:「ほう、妹さんもこちらに?いえ、お見かけしておりませんが」 久美子:「このカードを見てくれなくて」 花山:「わっはは。久美子さんも、冗談がお好きだ。いやー、まいった、まいった」 久美子:「これは、どういうカードか教えてくれます?」 花山:「またまた、おとぼけを・・・。こりゃ、一本取られましたな」 *久美子の別荘に戻る 久美子:「うーん、とりあえず戻ったけど、これからどうする?」 *なぎさの部屋に入る 志郎:「引き出しを調べてみようよ」 久美子:「気がとがめるわね・・・。あっ、アドレス帳があるわ」 志郎:「アドレス帳を調べてみようよ」 久美子:「友達の住所が書いてあるわ。水城麻美(みずき あさみ)・・・あら、駅の近くの子よ。陸橋から南に行った家だわ」 *麻美の家に入る。麻美が刺激的な格好をしている。 久美子:「麻美の部屋だわよ。最近の高校生ったら・・・。そんなに見つめて、志郎、あなた、いやらしいわよ。 あなた、その格好どうにかならないの」 麻美:「余計なお世話よ。家でどんなカッコしてようと、あたしの勝手でしょ。 そういえば、なぎさもしょっちゅう言ってたっけ。久美子お姉さまがとてもうるさいって」 久美子:「・・・・・・」 麻美:「ところで、お姉さまの隣にいるあんたは誰」 久美子:「志郎さんよ」 麻美:「お姉さまには聞いてないんだけどなー」 久美子:「もう、なんて子なの!志郎、あなたに任せるわ」 志郎:「麻美ちゃんだったね。いい子だから、話してくれないか」 麻美:「わかったわ。あんた、いい男だから教えてあげる。なぎさの何を聞きたいの?」 志郎:「教えて欲しい。なぎさちゃんが、今どこにいるのか、付き合ってた男のことでもいい」 麻美:「どこにいるかはわからないわ。ほんとよっ!」 志郎:「このカードを見てくれないか」 麻美:「ふーん。そのカードを持ってるの?だったら行けばいいわ。今ごろならパーティーやってるかもよ」 *久美子に連れられて地蔵ヶ原へ 久美子:「別荘の中だわよ。なんか、怪しげな雰囲気だわ。お話してもいいかしら?」 男:「あんた、前にもここに来なかった?気のせいかなぁ。いや、前にあんたとよく似た子を見たような気がして」 久美子:「この妹の写真を見てくれなくて」 男:「あっ、この子?思い出した。確か、石田のやつの仲良くなって・・・。あれ、ほんとにあんたじゃなかった? 大きな声じゃ言えないけど、石田はチンピラヤクザさ。あんな可愛い子が、なんで石田なんかとって。 すごく腹がたったの覚えてる。七日ぐらい前だったなぁ。えっ、石田?そういや、今日は来てないみたいだったな。来たら教えてあげようか」 久美子:「お願いするわ。わたしの電話は、このメモよ」 男:「わかった」 久美子:「ね、志郎。一度戻って出直さない?もしかしたら、あの子、戻ってるかも知れないし」 *久美子の別荘に戻る 久美子:「やっぱり帰ってないわね、あの子。でも、こんなに探したのに、いないなんて・・・。 また放浪癖が出て、旅行にでも行ったのかしら・・・。あら、電話よ。もしもし、高木ですが・・・」 志郎:「どうしたの?」 久美子:「な、なんでもないわ。間違い電話よ」 191 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12 06 39 ID p2R8kISF0 ◆久美子の謎 久美子:「いろいろ付き合ってもらったけど、あの子、きっと旅行にでも行ったんだわ。うん、そうよね・・・。 だから心配するのもうよしましょっ。ほんとあの子風来坊なんだから・・・。心配して損しちゃったわね」 志郎:「キミの両親のことを、話してほしい」 久美子:「去年の秋だったわ。こっちから東京に帰る途中で事故にあって。今でも信じられないわ・・・。 これ以上話させないで。せっかく忘れかけてるんだから。ごめんね」 志郎:「なぎさちゃんのことほんとに心配しなくていいの?」 久美子:「わかったわ、言うわ。わたしには妹なんていなかった。 ううん、いなかったっていうのは嘘ね。いたわよ。でもずっと前に死んだの。 あの子が12歳のときだったわね。元々病気がちな子で、ママはいつも妹の心配ばかりしてたの覚えてる。 妹が死んだとき、ママはその事実を受け入れなかったみたい。それでノイローゼになっちゃって・・・。 それからね。わたしが妹との二役をやるようになったのは。ママを治すために・・・。 でももうそれもおしまい。わたしはわたしだけに戻るわ。 あなたに付き合ってもらったのは、妹がいなくなったことを、みんなに分からせるため。 だましてて本当にごめんなさいね」 志郎:「じゃあ、妹なんて?」 久美子:「わたしも辛かったわよ。でも、ママのためにそうするしかなかったの。だからもう聞かないで」 志郎:「・・・・・・」 *[場所移動] 久美子:「そうなの。だましたから怒っているわね。出て行くって言うならわたしもう止めないわ。 でもこれっきりなんて言わないわよね。わたし待ってるわ・・・」 192 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12 08 07 ID p2R8kISF0 ◆雨上がりの町 志郎:「さーて、これからどうするか・・・」 *一人で行動開始。 志郎:「おっと、裏山に来ちゃったぜ。草むらを調べてみるかな。 おかしいな。久美が、ここに野生の大麻に似た草があると言ってたが、そんな草はないぞ」 志郎:「ドライブインについたな。こんにちわ」 マスター:「あっ、いらっしゃい。久美ちゃんは、一緒じゃないの? あ、そうだ、この前話した、なぎさちゃんが連れてた人ね、さっき見たよ。 駅の向こうで見たんだ。40歳くらいの男なんだけど、確か、大きな家の前だったな」 志郎:「昨夜(ゆうべ)はどこにいたか、聞かせて欲しいんだけど」 マスター:「昨日ねぇ。確か、飲みに行ったけど、どうしてそんなこと聞くんだい?」 *[電話する] 志郎:「よし、久美に電話してやろう」 久美子:「もしもし、高木ですが。あっ、あなたなの?今どこに? ねっ、わたし、今からそこに行っていいでしょ。話したいことがあるの。着替えたらすぐに行くわ。 だから待っててよね。きっとよ!」 *久美子の別荘に移動 志郎:「やっぱり久美はいない。どうしたんだろう・・・。 ベッドの下に本が落ちてる。植物図鑑だが、栞が挟んである。えーと、 アジサイは、土に鉄分があると、ブルーの花を咲かせる、か。そう言えば、今はアジサイの季節だなあ」 *電話が鳴る 志郎:「おっと、電話だ。はい、高木ですが」 男:「あんた、志郎さんだね。悪いことは言わない。このまま、東京に帰って、何もかも忘れるんだ。いいな!」 志郎:「あ、あんたはっ?」 男:「じゃあな」 志郎:「もしっ、もしもし!・・・切れてしまったか。しかし、これはいったい?」 *なぎさの部屋に入る 志郎:「気のせいかも知れないけど、今、さっきまで人がいたような、そんな気がする。 引き出しを調べてみるかな。ん?麻美の住所が書かれたアドレス帳がなくなってる。まさか、麻美まで危ないとか・・・。 おや、ベッドの足元に、漫画の本が落ちてる。あれ、さっき、妹がいないと言ってた話は、この漫画に似てるなあ。 もしや、久美はこれを読んで、あんなことを・・・。しかし、何故?久美にも、脅しの電話が?」 志郎:「ヴィラホテルのラウンジだぜ。こんにちわ」 関谷:「あっ、確か、久美子様の・・・。よくいらっしゃいました」 志郎:「たびたび悪いですね」 関谷:「なーに、構わんですよ。こんなホテルでいいなら、いつでも来てください」 志郎:「久美子のことを話して欲しいんですが」 関谷:「久美子様は、あのような人だから、お顔には出しませんが、ご両親のことは、さぞ堪えたでしょうね」 志郎:「久美子の両親のことだけど・・・」 関谷:「こんなことを言っていいのか・・・。実は、お父上は、花山とか言う部下と、対立することが多くて。 しかし、まさか、そのようなことが・・・」 志郎:「乗馬クラブに着いたな。こんにちわ。西村さんでしたね」 西村:「おお、そう言うあなたは、確か、久美子お嬢さんと一緒だった人・・・」 志郎:「久美子のことを話して欲しいんですが」 西村:「妹思いのいいお嬢さんで、ご両親があんなことになった後も、よく妹の面倒を見て・・・」 志郎:「久美子の両親のことだけど・・・」 西村:「ええ、なんでも、ブレーキミッションのボルトが緩んでいたのか、はずれていたそうで。 人間なんて、あっけないものですね」 志郎:「それはそうと、なぎさちゃんのことだけど・・・」 西村:「全然関係無いかもしれませんが、なぎさちゃんのテニスクラブのお友達と、 ドライブインのマスターが一緒に歩いてたのを見たことがあります」 志郎:「山道だぜ。おや、ライターが落ちてる。・・・と、一応、持っておくか。 ライターを調べてみるかな。『H』とイニシャルが入ってる。誰のものだろう」 193 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12 10 04 ID p2R8kISF0 志郎:「ドライブインの中だぜ。こんにちわ」 マスター:「しかし、おたくもヒマだねー」 志郎:「このライターに心当たりは?」 マスター:「んー。いや、見覚えがないな」 志郎:「よーこちゃんと歩いてたって話を聞いたんだけど」 マスター:「さあ。そんなことがあったかも知れないね。これでなかなかもてるから。あはは」 志郎:「ところで昨夜のことだけど・・・」 マスター:「うーん、家でテレビを見てたな」 *[締め上げる] 志郎:「昨日は家にいたって?飲みに行ってたんじゃ?さあ、言え!」 マスター:「あっ、そうだった。飲みに行ったんだ。そこにテレビがあったもんだからね。いやー、ごめんごめん」 志郎:「フィラテニスクラブに着いたな。やあ、よーこちゃんだったね」 よーこ:「あら、志郎さん。一人だけど、久美と喧嘩でもしたの?」 志郎:「マスターと歩いていたそうだね」 よーこ:「なんでそんなこと言うの?わたしにやきもち焼くことないと思うけどな」 志郎:「このライターに心当たりは?」 よーこ:「あら、素敵なライター。どこで拾ったの?」 *[締め上げる] 志郎:「さあ、いい子だから言うんだ。どうしてこのライターが拾ったものだとわかったんだい?」 よーこ:「そ、それは、女のカンよ。それより、いいこと教えてあげる。どこに行っても、もう何も出なくて、 誰に会っても同じことしか言わなくなったら、神父さんのところに行けばいいわ。何か教えてくれるかもよ」 194 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12 10 47 ID p2R8kISF0 志郎:「ん、レマン湖だな。レマン湖の中の島だぜ。ベンチが置いてある。 ん?ベンチの後ろにスコップが落ちてる。一応、持っておくか」 志郎:「ペウロ教会に着いたな。どうも、またお会いしましたね」 神父:「おお、久美子様のお友達でしたか」 志郎:「久美子の両親のことだけど・・・」 神父:「ちょうど東京に帰られるとき、事故に遭われたとか。本当にいい人でございましたのに」 *[場所移動] 神父:「待ちなされ、今、神のお告げがあった。『Hのキーを押すことじゃ。持っているスコップで、 一度だけ好きなところを掘ることが出来よう』。では、行きなされ」 志郎:「花山さんの別荘の前だぜ」 *Hキー(携帯アプリでは*ボタン)を押す 志郎:「よし、ここで掘ってみよう。・・・やっぱりだ。青いアジサイの根本から何か出てきたぞ。 こ、これは、ボルトのようだが・・・。これのために、アジサイが色を変えたんだな。よくはわからないが、これが車のボルトだとしたら・・・」 *[中に入る] 志郎:「花山さんの部屋だぜ。この人は、久美の親父の部下だったが、今は社長か・・・。どうも、突然お邪魔して悪いですね」 花山:「ああ、君は志郎くんだったですね。何か用ですか?」 志郎:「このライターに心当たりは?」 花山:「Hは確かに私のイニシャルだが、とんと見覚えがないね。第一、私は煙草を吸わない」 志郎:「このボルトを見て欲しいんだけど」 花山:「さあ・・・」 *[締め上げる] 志郎:「とぼけるのもいい加減にしろ!自分が社長になりたくて、久美子の両親を事故死させたんだろう」 花山:「まさか・・・」 志郎:「じゃあ、このボルトは何だ?この家の垣根から出てきたんだぜ」 花山:「な、なんと・・・。そうですか、では」 志郎:「わーっ、この煙は何だっ!」 花山:「わーはっはっは。またどこかでお会いしましょう。さらばじゃ」 志郎:「待て!汚いぞ!・・・行ってしまった。しかし、シリアスな話だと思ってたのに、なんてことだっ!」 *花山は煙とともに消えてしまった 志郎:「おや、花瓶の後ろに手紙がある。差出人は高木正夫。久美の親父が花山に出したものだな。消印は去年の秋。亡くなる前に出したものか。 えー、なになに・・・。『私に万一のことがあったら、くれぐれも娘たちのことを頼む』。こ、この手紙は、いったい!」 志郎:「麻美の部屋だぜ。麻美ちゃんは相変わらず刺激的な格好だぜ。よう!」 麻美:「一人で来てくれて、麻美とってもうれしいわ」 志郎:「なぎさちゃんのことを教えて欲しいんだけど」 麻美:「いーわ、教えてあげる。あの子、両親の事故のことで何か調べてたみたい。 詳しくは知らないけど、地蔵ヶ原のクラブには、そのために行ってたみたいよ」 志郎:「久美子のことを話して欲しいんだけど」 麻美:「あっ、そうそう、久美お姉さんの友達とかいう女の人に頼まれて、 植物図鑑を久美お姉さんに届けたんだよ。えっ、その女の人? あの人確か、地蔵ヶ原のほうに歩いていったよ」 *[抱き寄せる] 麻美:「ねっ、久美お姉さんもいないし、もっと激しく愛し合わない?」 志郎:「悪いが子供の遊びに付き合っている暇はないんだ」 麻美:「やっぱり、久美お姉さんを愛しているのね。わかったわ。あたしも探すの手伝ってあげる。 ねっ、これから、地蔵ヶ原に行ってみようよ。大丈夫。道はあたしが知ってるから」 志郎:「じゃあ、行くかっ!」 195 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12 12 28 ID p2R8kISF0 ◆麻美にハートイン *地蔵ヶ原のマップを移動することになる。 麻美:「地蔵ヶ原に来たよ。パーティーやってる別荘は、確かこの辺だと思ったけどなぁ」 *それらしい別荘の西側へ移動 麻美:「家の横だよ。カーテンの閉まってる窓があるよ。あ、窓がぐらぐらし始めたよ」 志郎:「俺が窓を取ろう。ちょっとどいててね。ぬおおおおっー!」 麻美:「キャー、すごい!窓を外しちゃった」 *別荘の中の部屋。誰かの寝室のようだ。 麻美:「あれ、写真がある。40歳くらいのおじさんと、子供が写ってる。わかんないけど、もらっとくね」 志郎:「麻美ちゃん、たんすの上を調べてみようよ」 麻美:「なにこれ?古い新聞があるよ。なになに?『業務上横領で会社をクビになり、自殺』。やだー、暗いなー。 あれ?この人、なぎさの会社の人だったのね。ほら、『高木産業元係長 広田勝男(ひろた かつお)』って出てるもん。 でも、なんで、こんな所にこんな新聞があるのかなー?」 *ペンションデュランに入る 麻美:「すみません」 織田:「おっ、麻美ちゃんじゃないか」 麻美:「あれー、織田さんのペンションだったのー」 織田:「うん、ちょっとね」 麻美:「ねー、織田さん、はしご無い?」 織田:「はしごならあるよ。貸してあげてもいいけど、一つだけ条件があるんだ」 麻美:「えっ、何?」 織田:「麻美ちゃんのパンティーを見せてくれるならいいよ」 *麻美のパンティーを見せると、はしごを貸してくれる。 *(携帯アプリだと何もせずにはしごを貸してくれる) *ペンションデュランの外へ出る。文江がいる。 麻美:「あそこにいるの、ペンションの人かな。綺麗な人だけど、なんかクラそうな人ね。こんにちわ」 文江:「あ、いらっしゃいませ」 麻美:「あそこの大きな別荘のことを聞かせてほしいな」 文江:「ちょくちょく、神父さんがあそこに入っているのを見たことがあります」 麻美:「このライターに心当たりは?」 文江:「ああ、それ、ドライブインのマスターのでしょ。わたし、あの店にはよく行くから。 マスターがそのライターを持っていたのを見たことがあります」 *問題の別荘の東側からはしごを使い、2階の窓から部屋に入る。 麻美:「ここは、応接間みたい。ソファの隙間に鍵みっけ!もらっとくね」 *別荘の中を探索。煙草を発見、入手。 *大きな机が置いてある部屋 志郎:「あさみちゃん、戸棚を調べてみようよ」 麻美:「応接間で拾った鍵を使ったら、空いたわ。奥に、クラブの名簿みたいなのがある。取っておくね」 *さらに奥に進み、地下室へ。箱が置いてある。 志郎:「麻美ちゃん、箱を調べてみようよ」 麻美:「乾燥させた葉っぱがいっぱい入ってるわ。なんか、刻み煙草の素みたい。もらっとくね」 *壁を叩く 麻美:見て!壁が簡単に崩れたわ。中に入ってみる? *中に入ると、そこは洞窟だった。洞窟を抜ける。 麻美:「ん!塀の中よ」 *塀の中に囲まれた家の中に入る。暖炉の上に額縁が掛けてある。 麻美:「額縁の裏が戸棚になってて、何か入っていたよ。なんだろ、これ?書類みたいね。もらっとこっと」 *[調べる]→[持ち物]→[名簿] 麻美:「誰のことを調べるの?」 *石田と入力 麻美:「あったよ、石田。えっと、ここからずーっと南の方だわ。でも、南に行く道なんか、あったかなあ」 196 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12 14 05 ID p2R8kISF0 *洞窟を戻り、別荘から出て、ペンションデュランへ 麻美:「また来ちゃった」 織田:「ああ、いつでも大歓迎さ」 麻美:「あのね、この煙草、おかしいと思わない?」 織田:「お、ちょうど切らせてたんだ。悪いけど、一本もらうよ。・・・うん?変わった味の煙草だな」 麻美:「この書類、わかる?」 織田:「おっ、これは、ヴィラホテルの株券だな。名義は『高木正夫』。こりゃ、相当の金額になるはずだ」 麻美:「ねー、これ、何の葉っぱだと思う?」 織田:「ああ、野生の大麻の葉っぱだね。どこで見つけたんだい?」 麻美:「ねっ、この新聞見てくんない?」 織田:「なんだ、15年も昔の新聞じゃないか。広田勝男って人が、自殺ねえ。うん?広田・・・いや、まさか、そんな」 麻美:「ほら、この写真なんだけどさ」 織田:「思い出した。この子供は広田だ。15年ほど前、俺がまだ中学生の時、俺のクラスに転校してきた広田政勝(まさかつ)だ。 あいつ、卒業と同時に東京に行ったから、それ以来あってないけど、もういい年になったろうな。 ほら、隣にいるのが、あいつの妹の・・・えーと、よーこちゃんとか言ったかな。しかし、その新聞に載ってるのが、あの広田の親父とか・・・はは、まさか、ね」 麻美:「なぎさって子を知らない?」 織田:「いつだったか、麻美ちゃんと同い年くらいの子が、やっぱり、あの別荘のことを聞きに来て、 まあ大したことは教えてあげられなかたんだけど、あの子たしか、なぎさって名前だったなあ」 *洞窟に再び入る。湖の中の島に出る。鳥居が建っている。 麻美:「あんなところにお爺さんがいるよ」 神様:「わしは神様なんじゃよ。湖の南、山道の崖を叩きなされ。そこに道が開けるであろう」 麻美:「キャー、ほんと、ありがと、チュッ」 *洞窟から出て山道へ 麻美:「山道だわ」 志郎:「俺が叩こう。あたーっ!」 麻美:「やった!道ができたわ!うそみたい!」 *ゆうぼうの別荘 麻美:「別荘の中だわ。あのー・・・」 ゆうぼう:「やー。どうもどうも。ここまで来たら、後もう少しです。頑張ってくださいね」 *石田の家 麻美:「おげんこ?」 石田:「なんだ、お前ら?」 *[締め上げる] 志郎:「なぎさをどうした?さあ、言うんだ!」 石田:「ひっ、やめてくれ!わかった、言うよ、言うよ。あの子がかわいいから、俺はちょいと油断しちまってさ。 その隙にあの子、地下のマリファナ作りを見つけてしまったんだ。 あの子が何のために、あの別荘を嗅ぎまわっていたかなんて知らねえけどよ、 俺はミスタードラゴンにそのことを報告しただけだ。その後どうしたかは知らねえ。ほんとだ!」 志郎:「ミスタードラゴン?」 石田:「あの別荘の持ち主で、クラブのボスさ。いつも覆面をしていて、誰もボスの本当の名前は知らないんだ」 志郎:「ドラゴンねえ・・・。しかし、話はどんどん変な方向に進みだしたなあ。どうなるんだろ?」 麻美:「ねっ、こんなチンピラに構ってられないよ。ボスが誰か、手がかりを見つけないと、早くっ!」 *来た道を戻り、問題の別荘の応接間に入る 麻美:「待って、廊下から人の声がするわ」 男1:「では、あのことは?」 男2:「久美の恋人というのが嗅ぎまわっているみたいですが、なーに、久美もなぎさも、もう始末させたし、あの男だけじゃ、何も解りますまい」 男1:「しかし、突然お邪魔して悪かったですね」 男2:「なーに、構わんですよ。こんな別荘でよければ、いつでも来てください。では、行きますかな」 麻美:「今の男たち、もう行っちゃったみたいね」 志郎:「しかし、あの喋り方は・・・・・・?」 麻美:「えっ、何かわかったの?」 志郎:「・・・・・・。ミスタードラゴンか。何やら、話がとんでもないことになってきたな。とりあえず、駅まで戻ろう。心当たりがあるんだ」 麻美:「わかったわ」 198 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 14 02 53 ID p2R8kISF0 ◆ドラゴンへの道 *軽井沢駅前 志郎:「どうやら、今回のことは、久美の両親の事故と関係があるらしいが、 それだけでもないらしい。よーく考えるんだ、志郎」 *これまでの情報を総括し、推理する 志郎:「別荘で見つけた、写真に写っている子供、広田政勝とは?」 *マスター 志郎:「そして、広田の妹は?」 *よーこ 志郎:「なぎさがお金をもらっていた男は?」 *花山 志郎:「命令を受け、なぎさを攫ったのは?」 *マスター 志郎:「さらに、二人の子供と、写真に写ってる男が、政勝やよーこの育ての親であろう。 その、育ての親とは?」 *関谷 志郎:「そして、己(おのれ)の欲望のために、久美の親父を恨みに思ってる政勝たちを利用し、 久美の両親を事故死させた人物は?それは、ミスタードラゴンこと、この人物だ!」 *関谷 志郎:「ヴィラホテルの株券を奪い取るためか。あるいは、裏山の大麻栽培が発覚しそうになったためか。 たぶん、この二つの理由のため、関谷ことミスタードラゴンは、 久美の両親を事故死させ、さらに、事故を不審に思って調べ始めたなぎさの存在が疎ましくなり、 政勝、つまりマスターに、なぎさを誘拐させた。 そして、なぎさに脅迫していたのが花山。ドラゴンは、政勝やよーこ、マリファナパーティーの常連客の神父まで使い、 全ての罪を花山に押し付けようとした。花山の家の垣根にボルトを埋めさせ、 わざとらしくスコップを目立つところに落としておいたのも、花山を犯人に見せるためだろう。 さらに、見つけやすくするため、久美に植物図鑑を届けさせた。麻美に、これを頼んだ女とは、たぶんよーこだろう。 事件の黒幕は、関谷こと、ドラゴン。そして、直接手を下していたのは、マスター。 彼は、父親が自殺に追い込まれ、久美の会社を恨みに思っていたはずだ。 マスターの妹・よーこも、これに協力し、神父までが加担したのは、きっと、マリファナ欲しさだろう。 よーし、わかったぞ。これで全て納得がいく」 麻美:「ねえ、さっきから何ぶつぶつ独り言いってんのよ。これから、どうするわけー?」 志郎:「急がないと、なぎさが危ない。もしかして、久美までがドラゴンの手に・・・」 199 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 14 03 58 ID p2R8kISF0 *駅前のスーパー 麻美:「男の人がいるよ。お客さんかな」 志郎:「うん?どこかで見たような。そうだ、刑事さんだ。ミスタードラゴンのこと、知ってますか?」 刑事:「その昔、ドラゴンと呼ばれる犯罪組織があった。しかし、もう、ン10年も前の話です。 確か、もう壊滅しているはずです。 探偵ごっこも結構ですが、おたくたち、警察をからかってはいけませんな。私は買い物で忙しいのです」 *フィラテニスクラブ 麻美:「誰もいないよ。もう帰っちゃったみたい」 *ペウロ協会 麻美:「神父さんがいるよ」 *[締め上げる] 志郎:「さあ、言えっ!ドラゴンはどこだっ!あんたが地蔵ヶ原の別荘に行ってるのは知ってるんだぜ」 神父:「うぐぐ・・・言います、言います。 私は、確かに神に仕える身でありながら、あのパーティーの常連でした。その弱みをつつかれ、 ドラゴンに協力したこともあります。しかし、大きなことはやっておりません。 あの人も、私のことを信用してないみたいで。だから、私はほとんど何も知らされていないのです」 *ヴィラホテル 志郎:「こんにちわ」 従業員:「いらっしゃいませ。あなたは志郎さんでしたね。すみません。関谷さんは今、不在です」 麻美:「ねえ、この写真を見てくんない?」 従業員:「おや、この男の人は、関谷さんのお若い頃では。どことなく、面影があります。 それに、この子供は、ドライブインのマスターでは・・・」 麻美:「マスターのことを話してほしいな」 従業員:「あの人は、小さい時、お父さんを亡くされましてね。 それで、関谷さんが、彼の面倒を見たという話を聞いたことがあります」 志郎:「ミスタードラゴンのこと、知ってますか?」 従業員:「ああ、その噂なら聞いたことがあります。軽井沢の影のボスと呼ばれ、 怪しげなパーティーをやっては、いろんな人を自分の組織に引き込んでいるとか。 なんでも、この軽井沢のどこかに、ドラゴンがアジトにする、隠れの里があるそうですが、 その話がどこまで本当なのか・・・」 *ドライブイン 麻美:「休みみたい。待って、誰か来たよ!」 *久美子が颯爽とバイクに乗って登場。 志郎:「久美!いったい、今までどこにっ!」 久美子:「詳しい話は後。この写真を見て」 志郎:「なぎさちゃんの写真がどうかしたの?」 久美子:「わたし、実を言うと、あれから襲われそうになって、花山さんにかくまってもらっていたのね。 あなたにも知らせなかったのは、これ以上あなたを巻き込みたくなかったから。 話は、花山さんから聞いたわ。彼、なぎさと一緒にパパたちを事故死させた犯人を探していたんですって。 でも、なぎさが攫われたりして・・・。 その写真はね、花山さんに手を引かせるため、犯人が花山さんに送ったものなの。 『なぎさは預かった。これ以上歯向かうと、この子の命は無い』とか言ってきて。 でも、その写真、手掛かりになると思わない?問題は、なぎさの後ろに写っている風景。 たぶん、なぎさはそこだわ。どこだと思う?」 *ここでパッケージ内に入っていた実物の写真を見る。(携帯アプリでは画像が表示される) *「浅間山」と入力する。 久美子:「そうよ、これ。だって、左に教会の十字架が、右に牧場が見えるもん。 こんな風に見えるのは、あの場所だけだわ。浅間山に行ってみましょう」 200 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 14 04 44 ID p2R8kISF0 *浅間山の森に入る 久美子:「森を抜けるとこんな所に出たわ」 麻美:「わー、なんか怪しげな所じゃん」 *ここからは噂のRPGパートです *初代ドラクエのようなマップ上に、敵シンボルが見えます。 麻美:「男の人がいるよ。こんにちわ」 男:「ここは隠れの里だ。よそ者は立ち去れい」 ※ *[戦う] 久美子:「わたしは、どうすればいい?」 *[投げキッスをする] 麻美:「ねー、あたしは?」 *[パンティーを男に見せる](携帯アプリでは[ぱふぱふをする]) *戦闘開始っ! 久美子:「うっふん、チュッ!」 男:「クラクラ」 *男の戦闘意欲 マイナスX! 麻美:「ねえ、見て見てー」 男:「うぷっ!」 *男のディフェンス マイナスX! 志郎:「あたたたたっ!」 *男に Xポイントのダメージ! 男「ぬおおおおっー!」 *志郎はXポイントのダメージを受けた! ※ *※~※を繰り返して戦闘を行います。 *勝利時 男:「ひでぶっ!」 久美子:「きゃー、やったわ!」 麻美:「今ので、喧嘩の仕方が上手くなったんじゃない?」 志郎:「うん、自分でも強くなった気がする」 *志郎のパラメータが上昇する。 *敗北時 志郎:「うげっ」 久美子:「きゃー、あなたーっ!」 麻美:「うえーん、志郎が、志郎が・・・」 *RPGパートの最初からやり直し。 *男たちを倒しつつパラメータを上げ、落ちている宝箱を開け強化アイテムを入手していく。 *湖のほとりにいる男 麻美:「あのー」 男:「なんだ、俺は湖を見てるだけだ。ほっといてくれ」 *ある程度ダメージを与えた後 男:「俺が悪かった。許してくれ。その代わり、いいことを教えてやる。 二つの泉をよく調べてみろ」 *二つの泉 麻美:「あっ、パンティーが見つかったよ。でもこれ、はくのが恥ずかしいくらいセクシー。 だって、透けてるんだもん。いいや、これにはき替えちゃおっと」 *(携帯アプリだとバニースーツ) *ラスボス戦 麻美:「ねぇ、見て!キャーっ、恥ずかしーっ!」 男:「じゅるん!うぷぷぷぷぷ・・・・!」 *ディフェンスを下げる効果が飛躍的に上がります。これがないとラスボスに勝てません。 201 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 14 07 10 ID p2R8kISF0 *ラスボスの背後にある穴に入る 麻美:「わー、階段だよ。何だか怖いなー。あっ、部屋があるよ」 *部屋の中には、関谷とマスターがいる。 関谷:「おや、皆さん、おそろいで」 志郎:「やっぱり、お前がドラゴンだったのか」 久美子:「なぎさはどこ!」 関谷:「しかし、久美さまもおいでとはね。とっくに始末させたと思っていたのに」 志郎:「さあ、言え!なぎさはどこだ!」 関谷:「残念ですが、遅かったようですな。あの子はもう、深い水の中です。さあ、もう終わりにしましょう。政勝、やっておしまいなさい!」 志郎:「そうか、やっぱりマスターが政勝なのか」 関谷:「どうしたのです、政勝。早く、この連中を・・・」 政勝:「親父さん、もう、やめましょう。俺は、俺は・・・。確かに、久美さんの親父さんを、俺はずっと憎んでいた。だから、あんたの言う通りに・・・。 しかし、もう、いい。親父さん、諦めが肝心だ。俺と一緒に・・・」 関谷:「政勝、何をする、政勝!」 政勝:「さあ、行くんだ!なぎさは死んでない。そこのドアを入ったところに・・・」 志郎:「わかった。ここのドアだな」 久美子:「あなた、なぎさをやっと連れて帰れるのね」 関谷:「待て!そうはさせるか!このピストルが見えないのか!」 志郎:「うっ・・・」 関谷:「わはは!みんな、死んでもらおう!」 刑事:「よーし、そこまでだ!」 関谷:「だ、誰だ!」 刑事:「あんなことを言いましたが、気になって、つけてきたのです。ドラゴン!今度こそ、これまでだな。この村は完全に包囲されてるぞ!」 関谷:「な、なんと・・・」 刑事:「さっ、あとは警官隊に任して、早く妹さんを助けてあげなさい」 久美子:「そ、そうだわ、あなた」 志郎:「うん」 久美子:「なぎさ!」 なぎさ:「お、おねえちゃん!」 麻美「良かったね。なぎさが無事で」 志郎:「うん。とにかく、めでたしめでたしだ」 *というわけで、4人は無事に久美の別荘に帰ったのでした。 ◆エピローグ *キッチンで食事の支度をしている麻美となぎさ 麻美:「でも、なぎさ、すごいよね。今度のことで、ドラゴンとかいう組織が壊滅したらしいけど、もともとは、なぎさのお陰だもんね」 なぎさ:「そ、そんなー。志郎さんのお陰よ!」 麻美:「ただ、ひとつだけ気になるんだけど、ドラゴンはどうしてマスターたちの面倒を見てたのかなあ?」 なぎさ:「よくわからないけど、人に恨みを持つ子を育てれば、その復讐心を利用して、 あとあと、悪いことをさせられると思ったのじゃないかしら」 麻美:「なるほどなあ・・・。ねえ、なぎさ、おしょうゆはどこ?」 なぎさ:「ほら、さっき、スーパーで買ったじゃない」 麻美:「あっ、そうか。よーし、味付けオッケー。あれ?久美お姉さんは?」 なぎさ:「あら?さっき、志郎さんとそっちの部屋に行ったと思ったけど」 麻美:「呼んじゃおっと。食事ができましたよー。ドア開けますよー」 *ラブシーンを展開している久美子と志郎。 志郎:「・・・・・・」 久美子:「・・・・・・」 麻美:「いやー。うそみたい!」 なぎさ:「えっ、なになに?キャッ」 *それから数日後・・・ 久美子:「あなた、たいへん!なぎさが、こんなメモを置いてっ!」 「あたしも、お姉さんみたいに素敵な彼を見つけに、旅に出ます。 今度は探さないでね。 なぎさ」 志郎:「じょ、じょーだんっ!」 Fin
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「……は、え、いやいやいや!? 殺し合いをなかった事にする!? どゆこと!? どゆことでフ?!」 ビエンフーは大混乱だった。黄前久美子の言葉の意味をちゃんと分かった上で。 殺し合いに反抗するだとか、殺し合いに乗るだとかならまだ兎も角。主催を利用して殺し合いを無かったことにするという。 一体何を考えているんだ、と叫びたくなったが。 「黙って。」 絶対零度の如き麗奈の声に。鬼神を思わせるその重さに怖気づき、沈黙。 そんな哀れなマスコット聖隷の事などガンスルーと言わんばかりに久美子が話を続ける。 「ずっと気になってたことがあるの、μの歌で。」 それは、第一回放送以降から放送毎に流れるようになったμの生歌。 『コスモダンサー』『Distorted†Happiness』『おんぼろ』。 どれもこれも、黄前久美子の耳からしても上手とも言うべき歌声で。 その上で、感じた違和感があった。 「いつも流れる歌、あの娘のようで、あの娘じゃないって。」 黄前久美子は6年もの楽器経験年数を持つ楽器経験者。プロほどではないが相応に音楽に対しての耳も肥えている。その為か、μの歌を上手だと思いながらも、僅かな違和感が、彼女の脳内にへばり付いていたのだ。 「なんて言えば良いのかな……本領が発揮できていない? 棒読み? いや上手なんだけど、基礎が微妙に抜けていると言うか、管楽器慣れしてない人が他の人と一緒に演奏して隠しているような……。」 「誰かが、操作している?」 「麗奈、多分それ!」 麗奈の相槌に、思わずサムズアップ。 そう、操作されているのだ。楽器のように、チューニングされた歌をμが上手に発声しているという。 だが、操作者がそこまで音楽に長けているわけでないので、μ本来の歌声が上手でも、それを完璧に生かしきれていない。 「……言われてみれば。」 高坂麗奈もまた、μの歌を振り返って「そういえば……」と思い返していた。 上手だけれど、上手には程遠い。元の歌声が綺麗すぎて、違和感に気づかない。 こればっかりは、管楽器に長年触れて、音程の細かい幅を極め続けた者にしか気づかない、僅かな違和感。 「……私の勝手な憶測なんだけれど。μは、楽器なんだよ。楽器で……願望器。」 ヒト型の楽器にして願望器。黄前久美子はμの曲を聞いて、その僅かな違和感からそう考察した。 誰かに操られる楽器であるなら、楽器を扱うという点に長けた自分と麗奈ならば。 参加者の殆どが、第一回放送以降に流れたμの音楽を殆ど気にしていなかった。 直接の関係があるアリアですら、μの歌だということで優先順位は低かった。 今一度冷静になる機会がようやっと訪れて、現存でメビウス関係者以外でかつ、音楽に一日之長がある二人だからこそ。 「……だったら。……だから、あの時。」 そして、高坂麗奈が思い返したのは第一回放送直後。 衝動の発散の為、月彦に音楽を披露した後の事。正しく認識するならば、『覚醒者006』となった時。 報告書を思い返せば、デジヘッド化した自分の音楽によって月彦は太陽の光への耐性を得た。 もしかすれば、μの力に酷似した内容のものが、既に宿っているとしたならば。 願望器であるμが、自らの鬱屈した感情に反応して、望んでもない願いを叶えたというのなら。 その結果、手に入れたのは。音楽という共通の果てに得たのが、歌姫と似て非なる、音楽を奏でし『奏者』としての力ならば。 いや、そもそも。この場所において、『音楽』という概念が、大きく作用するのならば。 「……久美子。もしかしたら私は。」 μの力でデジヘッドになった麗奈。その音楽を受けて同じくデジヘッドとなってしまった月彦。 その力の大元がμと同じくするものであり、鬼の力と霊力、そしてビルダーと言う精霊ルビスの力との融合によって、μの力を断片を更に改良(ビルド)したかのような『夜』の力は。 「μを何とかしたら、久美子の言う『無かったことにする』事が、出来るかも知れない。」 前提としては、砂漠の中から黄金を探すが如き難行苦行であるが。 今の高坂麗奈には、それが可能かもしれないという。 恐らく、辿り着く過程はμに、歌姫に対しての真っ向からの音楽対決。 全国大会なんて目じゃないレベルの大勝負を仕掛けるのと同義。 「――うん。μに何でもいいから勝って、無力化して、μの力を使って、この殺し合いで起きたこと全てを『最初から無かった』ことにするの。……そうすれば、あすか先輩やみんなも戻ってくる。」 「いやいやいや、無茶苦茶過ぎるでフ!?」 案の定、久美子の言葉にビエンフーが抗議の声。 幾ら何でも滅茶苦茶というか、μに対して(想定では)歌対決仕掛けて勝利してμの力+αで殺し合いでの出来事全部無かったことにするとかマジでなどういうことなの?である。 「………それに、麗奈も人間に戻れる。」 少なくとも、ビエンフーの心配と動揺を他所に、付け足すように加えた呟きが。 久美子にとって藁にも縋るような思いでかつ、友達を何とか出来ないかという正真正銘の善意によるもの。 その為の壁が、μやテミス率いる主催陣が仮想敵となる。 「(ヤバイヤバイヤバイヤバいでフ、これあの娘マジでやるつもりでフ!!!!)」 一方のビエンフー。久美子の言葉がマジでやらかす類の覚悟だと察してマジ焦り。 ビエンフー個人の意見として、「そんなものが他の参加者にとって罷り通るものなのか?」という事だ。 殺し合いに乗ってる奴らはそんな事関係あるかだし、ビエンフーの接触した他対主催にそんな都合のいいリセット的大団円を許容するようなメンツはまず居ないだろう。 一瞬何か反対意見とか出してくれるかなと僅かな期待を賭けて、麗奈の方を見てみるが。 当の麗奈は、そんな久美子の言葉に、呆れと喜びが入り混じった笑顔を見せて。 「……私がいなかったら、どうしてたの。ほんっと。」 「そんな事言われたって、麗奈とあんな事になってから思いついたから……。」 (あっこれ乗り気でフ。) 期待していた自分がバカだったとビエンフーは絶望した。 やる気だこれ、本人たちガチでやる気だこれ。と言うかこれ色んな意味でこっちにとっても他人事じゃないのでは?などとは思った。 現状自分の契約主である垣根がそれを認めるのか? いやどう考えても否に決まっている。 連鎖的にブチャラティとかライフィセットも恐らく否を唱えるだろう。 「……私以外の全てを敵に回すことになるかも知れないのに。久美子、それでもするの?」 麗奈が久美子に問い掛ける。ビエンフーの焦りの通り、やろうとしていることは事実上主催どころか他の参加者ほぼ全てを敵に回しかねない無謀。 未だ何の力も持たざる身である黄前久美子の望みは。無茶のまた無茶であり。 「するよ。一人じゃ心細いけど、麗奈がいるから。麗奈だけ悪者なんて似合わないから。」 たった一人の友達以外を敵に回しても、そんな大言壮語の幻想を望むそんな理由。 死んでしまった先輩のためと、鬼になってしまった友人のためと。 「それにやっぱり。……全て終わっても、戻ってこないものは戻ってこないなんて。絶対に御免。」 そこに込められた言葉は、悲哀か、願望か、それとも憎悪だったのか。 満面の笑顔で言い返したその言葉は、麗奈やビエンフーが思っているものよりも遥かに深い何か。 結局、勝手に理不尽に巻き込まれた事をなかった事にしたいだけの我儘だったのか。 「……じゃあ、付き合ってあげる。何処までも、ずっと。」 なので、これ以上口を挟むのは野暮だとして、麗奈の覚悟は決まった。 例え全てが偽りだったとしても、今更そんな真実で久美子は止まらないだろう。 むしろ逆に「じゃあ偽物を本物にしてしまえば」的なニュアンスの事を言いそうだから。 「私の友達(とくべつ)を、誰にも穢させはしないから。」 だから、全て取り戻そう。残酷な現実を綺麗さっぱり消し去って。 全てを夏の夜の夢だと吐き捨ててしまおう。悪い夢を終わらせてしまおう。 この悪夢のような世界に終止符を。そして御都合主義なハッピーエンドを目指そう。 「……賛同してくれて嬉しい所悪いんだけれどさ麗奈。……またイメチェンした?」 「えっ?」 「あっ、ホントでフ。銀髪になってるし、右眼が赤くなってるでフ。」 なんて神妙な雰囲気を一気に崩壊させるような久美子の呆けた声。 ビエンフーが言うには髪の色は赤から銀になって、右眼は完全に赤く染まっていると来た。 しかも、無くなったはずの左腕が、何故か復元していたのだから。 復元した左腕と変化した銀色の髪をまじまじと見つめて、麗奈はこう呟いた。 「……ええと、多分。多分、だと思うけれど……久美子の血、吸ったから?」 「ええっ?」 「多分、ドーピング的な、そんな感じだと思う。……ほら。」 つまる所、久美子の血を吸ったことで一時的に変わった、というか左腕まで回復するとは思わなかった。 と言いたい所だが、その直後に髪の色も赤に戻り、左腕も煙のように消えてさっきまでの欠損状態のままに。 「時間制限あるみたいだから、元に戻っちゃった。」 「……ほ、ほんとだ。な、何だか恥ずかしくなってきたんだけど。友達の力借りてパワーアップ?とかそういうの、本当にあるんだって。」 そんな、少年漫画的な感じでのパワーアップ現象。しかも自分の血を飲んでという事実が妙に気恥ずかしくなり、久美子は思わず顔を手で覆ってしまう。 麗奈の方はそんな久美子の赤らめ顔にほんの少しご満悦のようで。 「そ、そんな事なら私の血ぐらいいっぱいあげる! ほら、今からでも噛み付いていいよ!!」 「いやいや、そんな事したら久美子まだ一般人なんだし、あの時はちょっと吸っただけだし本当は負担大きいから好き好んでは吸えないから!」 (一体ボクは何を見せられてるんでフか。ていうかこの間に逃げれば良いのでは?) それを発端に始まった夫婦漫才を死んだ眼で見つめながら、この間に脱出できないかななんて思い始めたビエンフー。 実際なんか巻き込まれて気を失って眼が覚めたら何か逃げるなされて。というか何かそういうの多いとか思いながら、そろ~り、そろ~りと一歩一歩その場から離れようとする。 「それで麗奈が死んじゃったら元も子もない! それにどうせなら左腕はあった方が良いって、また麗奈のトランペット聞きたくなった時とか不便だから!」 「それじゃあ久美子すぐに貧血になっちゃう! いやそういう気遣いは嬉しいんだけど!」 (今のうち……今のうち……) 二人に目もくれず、バレないようにとゆっくりと。 何とか飛行し始めてもバレ無さそうかな、なんて距離まで離れたと安堵した。 「――それで、あなたは何逃げようとしてるの?」 「ふぇ?」 高坂麗奈の背中から生えた、管のような触手に捕縛されるまでは。 ビエンフーでは視認すら出来ない速度で生え出たそれは即座にビエンフーの身体に巻き付き、地面に一度叩きつける。 「ぐへぇっ!?」 潰れたカエルのような悲鳴を上げて、ビエンフー再度沈黙。 そして縛り上げられたまま気絶したビエンフーの身体は麗奈の眼前まで運ばれる。 「あれ、麗奈いつの間にそういう事出来るようになったの?」 麗奈の行動に対し、久美子は物珍しそうな感じで声を掛けた。 常人が見るには中々グロテスクな光景であるが、破壊神シドーという異常を目撃したためか、もはやこの程度では全く動じなくなっていた。 「久美子のやろうとしていること手伝うにしても。この先水口さんや月彦さんみたいな強敵と戦わなきゃいけないから、慣れとかないとって思って。」 麗奈としては、これから久美子の願いを叶えるため。その前に立ち塞がるであろう強敵に対して、今の自分の力を自覚し取り扱えるようにと慣れたい思惑があった。 その第一として、麗奈が目撃し一番印象に残っているであろう月彦の技を再現して、何か逃げようとした珍生物(ビエンフー)をとっ捕まえた。 「その背中から生えてる触手が?」 「うん。流石に月彦さんみたいにいっぱい出せないし、速度だって月彦さんには及ばないけれど。」 あくまで真似ただけ。食人衝動は沈静化したが鬼の身体という状態は治ってる訳ではない。 だが、鬼の身体になったなら鬼の身体らしくやれることの拡大解釈。今ならなんか出来そうと言うインスピレーションを浮かばせて、見様見真似で月彦の、鬼舞辻無惨の管を再現した。 「それで、この子どうするの? このまま逃しても良いとは思うけど……何か余計なことされそうだなぁって。」 「少なくとも私達の事は聞かせちゃったから、ただでは返せないかな。……私に任せて、久美子。試したいことがあるの。」 兎も角、この珍生物の対処はどうするか、ということで。 久美子としては害は無さそうだし放逐しても良いとは思っていたが。あの話を聞いて否定的な雰囲気だったからそういう訳にはいかない。 少なくとも、麗奈の言う通りただでは返せない。ではどうするか。 その為、麗奈が言い出した試したいこと、というのを信じ、久美子は麗奈に珍生物の処遇を一任する。 「出来るかどうかは兎も角、何となくやれそうって事をしたくて。」 右手の指先をビエンフーの頭に翳す。つま先から滲み出るように現れるのは小さな赤い管。 それをビエンフーの頭に突き刺し、そのまま数十秒ほど沈黙。 「………うん、もういいかな。」 突き刺した管が抜かれて爪の間へ仕舞われる。 ビエンフーの脳天には小さな穴が空き、そこから麗奈の管から注入されたらしき、蒼い血が漏れている。 ただし、ビエンフーの生存状態には特段影響はない様子で。 「何したの?」 「記憶、というより情報の読み取り。血を介さないと出来ない事だけど。」 高坂麗奈が黄前久美子の血肉を喰らった際、『ビルダー』もとい『精霊ルビス』の情報も食べた事で、ある種『情報』の取得を感覚で理解することが出来た。その感覚を元に、自分の蒼い血を媒介に、ビエンフーの頭からその記憶を読み取ったのだ。 「何だか凄いことしたって事ってのはわかったけど……結局この子どうするの?」 「……もう放置でいい。何も問題ないから。」 後は処遇となる。またしても気絶したとは言え、このまま目を覚まして自分たちの今の方針を伝えられても問題。そんな久美子の心配を尻目に麗奈は何の問題もないと告げる。 「えっ、まだ何か仕込んでる感じなの?」 「少なくとももう何もしなくても良いって断言できるぐらいには、ね。……そんな事より、これから何処行く?」 既に事は済んだと、珍生物(ビエンフー)の事など気にも留めず、久美子へ対して次の目的地をどうするかの相談。本当にもう大丈夫だという麗奈の自身有りげな言葉には素直に納得して。 「麗奈がそう言うなら心配ないんだろうけれど……うーん。……あ、そうだ。やりたいことあるから連れて行って欲しい所があるんだんけど? ……あとさ、今の麗奈って、私を片手で抱っこして運ぶとか出来る?」 「うん、出来るけど、どうしたの? それにやりたいこと?」 「――ものづくり、かな?」 そうにこやかに、久美子は麗奈へ提案した。 ☆ ☆ ☆ エリアB-7、池袋駅。正しくは池袋駅を施設の一つとして置ける程の大きさ。 4エリアを覆う大きさを誇る、会場最大施設たる遊園地。 渋谷駅を内包しているという点において、置かれている物品等の数も施設内で最大規模と言うべきか。 黄前久美子の言葉を受けて高坂麗奈と共に向かったのはこのエリア。様々な力を内包した鬼となった高坂麗奈にとって、片腕で黄前久美子をお姫様抱っこしながら遊園地までかっ飛ぶのは割りと容易いことであった。 久美子曰く「流石にお姫様抱っこは恥ずかしかった」とのことらしい。あと「麗奈が王子様に見えた」とか。 黄前久美子はジオルド殺害からの現実逃避の際に鐘の音は聞いていた。 それは聞いた者に『ビルダー』の"ものづくり"の力を与えるもので。 勿論、それだけでは黄前久美子にビルダーのような"ものづくり"は難しいのだが。 麗奈に血肉の一部を食われて、修復されたのが要因か、何となく『創造』と『破壊』の感覚自体は掴めてはいる。自分の肉体が破壊され、創造されると言う出来事を経て。 遊園地は、この殺し合いにおいて、黄前久美子にとっての始まりであり。この場所から始まって、セルティと弁慶の二人と出会った、ある種思い出深い場所である。 ある種、ものづくりの為に向かった場所としてここを指定したのは、その思い出にほんの少しだけ浸りたかったのか、それとも一番"もの"があるからという理由からかは、久美子の頭の中の秘密だ。 ともかく、まず"ものづくり"の為に必要なのは作業台なのだが、久美子の何となくの感覚を元に、麗奈が素材の造形や構築等を手伝う事で完成。素材として必要であろう心のカケラに関し、隼人がカタルシスエフェクトを発現させたのと同じ用に、高坂麗奈がカタルシスエフェクトを発現させてそこから心のカケラを回収する事で解決。 そうして二人が作成した"もの"というのが衣服の類。 どちらも血やらで汚れてしまってるものだから、心機一転・気分転換も兼ねての衣服チェンジの為にと作成。始めての共同作業ということでノリと勢いと麗奈の衝動のままに作ってみた結果。 「着てみて何だけど、……これ、メイド服?的なやつだよね。」 まず黄前久美子。瑠璃色を基調とした、例えるならば不思議の国のアリスのような衣装。 肩部分がはだけやすくなっているのは緊急時に麗奈が手早く久美子の血を吸えるようにするため。 アリス的衣装と言うけれど、一見してみればこれはメイドなのでは?と勘違いされてもおかしくないというか。ただ、動きやすさと言うか何だか身体が軽くなったのでこれはこれでOKと。 「……それで、麗奈。その衣装、着てて恥ずかしくないの?」 「いや、出来上がったのがこんなだから気にしても仕方ないと思うけど。それに久美子と一緒に作ったんだから、安全性とかは保証できる。」 問題は高坂麗奈の衣装だ。見事なまでに純白のウェディングドレス。そこに赤を基調としたスカートとフリルが追加されたような姿で。 扇情的かつ神秘的な姿に一瞬見惚れ、久美子の心の中で一瞬キュンとなり、それはそれとして一度冷静になって「それ恥ずかしくない?」なんてマジレスしたくなる程に。 ちなみにであるが、この衣装の作成に当たり、黄前久美子の衣装には高坂麗奈の蒼い血が、高坂麗奈の衣装には黄前久美子の血が素材として使われている。 比翼恋理の契りというべきか、お互いにとって大切な者の血を使っており、お互いがお互い大切に思い、失いたくない・望みを叶えたいという共通意思によって装着者に対して加護を与える仕組みとなっているのだが。 もう一つ、現在久美子の薬指に嵌められている、赤と青のメビウスの輪のように多重に重なり合ったような指輪。 麗奈の提案で、遊園地内に隠されていた『千年氷の結晶』を使い、同じく蒼い血を込めて作られたもの。 曰く「御守り」との話らしく、作ったは良いが作成時にお互いにみぞれの事を思い出してしまい、何とも言えない気分になったのはご愛嬌である。 その間に、ビエンフーから読み取った情報を二人で共有した。やはり一番の危惧は断片的に語られたベルベット――魔王ベルセリアなる存在だ。 まだ姿形すら知らず伝聞のみであるが、少なくとも月彦や水口茉莉絵を遥かに超越する怪物だというのは明らかであり、二人にとっても間違いなくいずれ立ち塞がるであろうと認識した。 一通りの事はやり終えて、休憩がてらとベンチに座り自販機のドリンクをぐいっと飲み干しながら、空を見上げる二人。 少女二人の眼に映る夜空は、あの時とあいも変わらず輝いている。その下で、殺し合いが起こっているなんて思えないほどに。 だが、そういうものなんだろう。世界の何処かで誰かが殺されても、本来ならばそれを知らなければ何も感じることはない。殺し合いというものが身近に感じてしまうようになってしまったからこそ、いつもよりも夜空に輝く星々が感慨深く思えてしまうのかもしれない。 「麗奈はさ、先にやりたい事とかって、ある?」 不意に、久美子が訪ねる。それは心残りに対しての。 久美子も麗奈もまた、この殺し合いの中で育んできた繋がりというものがある。 久美子がやろうとしていることは、その絆を荼毘に付して全てをリセットするという事だから。 だから訪ねた。久美子自身は割り切っているとしても、麗奈にとっての心残りがあるかどうかを。 「……ある。」 麗奈には、思う所があった。唯一の心残りがあった。 ヴァイオレット・エヴァーガーデン。滝先生への恋手紙の代筆を依頼して、時には助けられたり。 高坂麗奈にとって、この殺し合いで初めて出会った参加者であり、ある種の絆(つながり)が芽生えていた、友人(とくべつ)の一人であり。 久美子という親友(とくべつ)を選んだ以上は、いつか決別しなければならないと行けない因縁で。 謝りたい事も、言いたいことも、感謝の気持ちも全て伝えないと、そうしないと割り切れない。 「最後に、ヴァイオレットさんと話がしたい。私達の理想と、決して相容れないと分かっていても」 「……それが、麗奈のやりたいことなら。」 いいよ、と。久美子はその選択を尊重し、二人はベンチから立ち上がる。 遊園地で素材集めの最中、池袋駅の中で見つけた大きな扉。別の場所に転移できるという門(ゲート)。 それが照らす輝きへと向けて足を進めて、二人の少女は輝きの中へ向かう。 ☆ 「……渋谷、駅だ。」 扉を潜れば、渋谷駅。 それは一種の偶然なのか、必然なのか。 麗奈が巻き込まれた怪物たちの狂騒曲の舞台となった遺跡の近くだった。 既に門の姿は消え去っており、二人の背中を押して満足したかのように。 「……行こう、麗奈。伝えなきゃいけないんでしょ?」 「そうだね、久美子。伝えないと、何も始まらない。」 黄前久美子が望む、御都合主義(ハッピーエンド)の為に。 その前の禊とも言うべき、友が抱いた彼女への心残りの決着のため。 例えその結末が悲劇かもしれないとしても、それでも一度託した『想い』を、無碍にはしたくなかったから。もしかしたら、自分たちの理想に賛同してくれる、なんて淡い希望をほんの少し抱いて。 彼女たちの交響曲(ものがたり)は、再び始まるのです。 【一日目/夜/D-2渋谷駅内部】 【黄前久美子@響け!ユーフォニアム】 [状態]:全身に火傷(冷却治療済み)、右耳裂傷(小)、右肩に吸血痕、確固たる想い [役職]:ビルダー [服装]:特製衣装・響鳴の巫女(共同制作) [装備]:契りの指輪(共同制作) [道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2、デモンズバッシュ@テイルズオブベルセリア、セルティ・ストゥルルソンの遺体 [思考] 0:歌姫(μ)に勝って、その力を利用して殺し合いの全てを無かったことにする。……そうすれば、麗奈は人間に戻れるから。 1:もう、麗奈の事は裏切らない、――絶対に。 2:麗奈の為なら、この命だって捧げても良い。ただ今はまだ死ねない、麗奈を悲しませるから。 3:例え隼人さん達を敵に回したって、もう私は迷わない。望みを叶えるまで逃げ切ってやる。 4:一旦は麗奈のやりたいことを優先、遺跡に向かう 5:魔王ベルセリアという存在には最大限の警戒 ※少なくとも自分がユーフォニアムを好きだと自覚した後からの参戦 ※ロクロウと情報交換を行いました ※ビルドの『ものづくり』の力が継承されました。現状は麗奈と一緒に衣装やら簡単なアイテムを作れる程度に収まっています。 ※麗奈がビエンフーから読み取った記憶を共有し、ビエンフー視点からのロワの記録を入手しました。 ※μの事を「楽器」で「願望器」だと独自の予想しました 【高坂麗奈@響け!ユーフォニアム】 [状態]:鬼化(無惨の呪い無し)、新月の花嫁、確固たる思い、左腕の肘から先が消失 [服装]:特製衣装・新月の花嫁(共同制作) [装備]: [道具]:高坂麗奈のトランペット@響け!ユーフォニアム、危険人物名簿@オリジナル [思考] 0:久美子の願いを手伝う。……人間に戻れたら、私は滝先生にもう一度―― 1:最後まで、久美子と一緒に。 2:なるべく久美子には無茶はしてほしくはない。 3:遺跡に向かう。そして、ヴァイオレットさんと話をしたい。……出来れば、仲間になって欲しいかな。 4:無茶にもほどがあるけど、音楽勝負なら負けてやらないから。 5:水口さんや月彦さんとはいずれ決着を付けないといけない。 6:まずは、力の使い方に慣れたい。 7:魔王ベルセリアという存在には最大限の警戒 ※『ビルダー』黄前久美子の血肉を喰らい、精霊ルビスの情報を取得した結果、無惨の呪いから解放されました。 これ以上無惨の影響を受けることは有りませんが、無惨の血による鬼化自体は治っておりません。 ※首輪の分解・解析により首輪の中身を知りました。 ※首輪の説明文を読み、「自分たちが作られた存在」という可能性を認識しました。 ※『覚醒者』について纏められたレポートを読み、覚醒者『006』が麗奈、『007』が無惨であることを認識しました。 ※ 精神の安定に伴い、カタルシスエフェクトの発動が可能となりました。形状は後続の書き手にお任せします。 ※己の『奏者』としての特別(ちから)を自覚しました。それがどう作用するか後続の書き手におまかせします。 ※ビエンフーから記憶情報を読み取り、ビエンフー視点からのロワの記録を入手しました。 ※鬼化した身体の扱い方にある程度慣れました。現状では鬼舞辻無惨の『管』等や、対象によって可能不可能の差異はありますか血を介しての情報の読み取り等が可能です ※久美子の血を飲むことで一時的に『夜の女王』形態になります。この場合左腕が一時的に再生し、通常時を遥かに超える出力が可能です。 【特製衣装・響鳴の巫女】 久美子が麗奈と共に"ものづくり"の力で作成した衣服、黄前久美子が着用。 不思議の国のアリスの衣装を象った、メイド服のような格好。麗奈の青い血が編み込まれており、見た目以上に機能性と耐久性が高く、魔力的加護も持ち合わせる。 首元がはだけやすくなっているが、これは麗奈がもしもの時に久美子の血を吸血しやすくするための処置。 【特製衣装・新月の花嫁】 久美子が麗奈と共に"ものづくり"の力で作成した衣服。高坂麗奈が着用。 赤を基調としたスカートとフリルが追加された純白のウェディングドレス。麗奈がインスピレーション(あと久美子への思い)のままに作り上げたらこうなったとの事。 久美子の血が編み込まれているが、これは麗奈が久美子の思いを感じやすくという久美子からの提案によるもの。 【契りの指輪】 久美子が麗奈と共に"ものづくり"の力で作成した指輪。黄前久美子が装備。赤と青のメビウスの輪のように多重に重なり合ったような形状。 素材には遊園地内に隠されていた"千年氷の結晶@ビルダーズ2"と『響鳴の巫女』でも使用された麗奈の青い血が使われており、装着者にちょっとした恩恵を与える御守りのようなもの。 余談であるが、『氷』と聞いて二人が思い浮かべたのは青い鳥にして、破壊神戦においては最後まで久美子を守りきった鎧塚みぞれの事。久美子の御守りに『氷』というのは、偶然か、必然か、もしくは……? 「そういえばさ麗奈、結局、珍生物(あれ)って大丈夫なの?」 「だから大丈夫だって。……実はもう一つ、試した事があるから。」 ☆ 「……急がないとでフ!」 目を覚まし、何かを理解したビエンフーは紅魔館へ向けて全速力で翔んでいた。 あの二人が話していた事が本当なら、間違いなく受け入れられる内容ではない。 それで全てが元通りになるのならビエンフーとしてもそうしたかっただろう、だがもうそうは問屋が卸さない自体にまでなっている。 リセットという行為自体が、この殺し合いで抗い、意思を残してきた者たちの思いを文字通り踏み躙り消し飛ばす行為であるのだから。 伝えるべき相手で真っ先に思い浮かんだのは垣根帝督。もう一度ぶっ飛ばされる可能性がさもありなんだが、そんな事考えている暇なんて無い。 「早く、早く伝えないと本当に大変な事に……!」 妙な頭の違和感には気にも留めず、飛び続ける。 もしかしたら、あれは魔王とは別種の脅威になり得るかもしれないと。 ただ、急ぐことだけに全力でいたビエンフーに、その"異常"は訪れた。 「……あれ?」 明るい、周囲が兎に角明るいのだ。まるでここだけ真っ昼間なように。 眠っている間に時が飛んで昼になった?などと混乱したくもなり。 「ど、どうなってるでフ……?」 だが、そんな事気にしちゃいられない。だが、輝くは段々と増して、視界すら覚束なくなる。 それでも急ごうとして、もはやほぼ何も見えなくなろうとして、気付く。 「………あ。」 気づいた時には、周囲の視界は光に包まれて、何も見えなくなって。 「光ってるのは、ボクの方だったでフ~~~~~~~!!!」 その現実に気づいた時には時既に遅く。 「あっべぎゃあああああああ――――――ッッッ!!!!!!!!!」 輝きが一瞬で収まったと同時に、ビエンフーは今際の悲鳴を上げて。 盛大に爆散し、影も形も残らなかった。 【ビエンフー@テイルズオブベルセリア 死亡】 「試したことって?」 「水口さんの真似。爆弾じゃなくて、時間経過で爆発する血だけど。」 「……麗奈、もう私に性格悪いって言えないよね?」 「あすか先輩と希美先輩が死んじゃった時に、そう思った。」 ※ビエンフーが爆散した場所及び、それが周囲に目撃された・聞こえたかどうかは後続の書き手におまかせします 前話 次話 よるのないくに ~新月の花嫁~ 投下順 魔獣戦線 ー黙示録の始まりー 前話 キャラクター 次話 よるのないくに ~新月の花嫁~ 高坂麗奈 Cold War よるのないくに ~新月の花嫁~ 黄前久美子 Cold War